米ラッパーのエミネムが、2019年に最も聞いた楽曲のランキングがクレイジーだと話題を読んでいる。
ウェブサイト「DJ Booth」のライターはとある「コネ」を使い、エミネムが音楽ストリーミングサービスのSpotify上で今年最も聞いたアーティストとその総合時間のランキングを入手したという。それによると、エミネムが2019年に最も聞いたのは「アナと雪の女王」の一作目のサウンドトラックで、なんと総合6700時間も聞いていた。これはまたたく間にネットで話題となり、同誌は「1年って8760時間しかないのに、彼は6700時間どうやってアナ雪のサントラを聞くんだ。それって1年の76%だ。彼は忙しくないのか?」「関係者は、これに関して声明を出すべき」とツッコミを入れている。
同誌によるとエミネムは「アナと雪の女王」の大ファンであり、「アナと雪の女王2」公開時には米デトロイトの映画館を貸し切りにしたほど。しかし内容は気に入らなかったようで、「1作目という傑作と比べるとわずかに失望」とコメントしているという。エミネムは多くのアーティストや著名人をラップのネタにし、ディスりまくっているが、アナ雪がそんなにも好きだとはかなりのギャップだ。
「Let It Go」
ちなみにエミネムが聞いたアーティスト2位はラッパーのリル・ヤッチーで、511時間と「アナ雪」に比べると格段に短時間。しかしこのチョイスもまたクレイジーで、エミネムは過去に楽曲「Ringer」にてリル・ヤッチーをディスっていたが、実は隠れファンなのだろうか?
3位はコメディアンのジム・ガフィガン。彼は皮肉を交えたトークで有名であり、エミネムの好みのようだ。
4位はこれまたびっくり、O-TOWN。彼らは2000年にリアリティー番組を通して結成されたボーイズバンドで2003年に解散。その後2013年に再結成したが、これといったヒット曲には恵まれず最近ではあまり目立つことはない。そんな中、エミネムは今年22時間、彼らの音楽を聞いたようだ。ちなみにエミネムはボーイズグループをかなり嫌っていることで有名。
O-Town – All Or Nothing
5位はヒップホップアーティストのLL・クール・J。エミネムは以前より「LL・クール・Jは最も影響を受けた人のひとり」「子供時代の英雄」と話しているため、これはまったくもって驚きではない。20時間聞いたようだ。
今回明らかになった意外すぎるエミネムの音楽の趣味。人は見かけによらない・・・?