人気海外ドラマ「フルハウス」の続編で、現在ネットフリックスで配信中の「フラーハウス」。最終シーズンとなるシーズン5でもやはりメアリー=ケイト・オルセンとアシュレー・オルセン姉妹は呼ばれることはなかったようだ。
「フルハウス」に登場するキュートな赤ちゃんミシェル役として人気を博し、その後双子の女優、ファッションデザイナーとして活躍しているメアリー=ケイトとアシュレー・オルセン姉妹。しかし彼女たちは「フラーハウス」には登場することはなかった。
D.J.タナー役のキャンディス・キャメロン・ブレは、「TVLine」の取材に対し、「フルハウス」でミシェルを演じた双子はファイナルシーズンのキャストとして選ばれていないことを明かした。「私たちは彼女たちに連絡を取らなかったわ」「何シーズンか前の彼女たちを見れば、演じたくないのは明らかだわ」とコメント。彼女たちがカメオ出演する可能性はほとんどないようだ。
スピンオフがアナウンスされた2015年当時、オルセン姉妹演じるミシェル・タナーが戻ってくるとファンは夢見ていたはずで、その可能性も十分あった。
当時オルセン姉妹は、「Women’s Wear Daily」のインタビューで、はじめて「フルハウス」の新シリーズが制作されることを知ったのはジョン・ステイモスが「ジミー・キンメル・ライブ! (Jimmy Kimmel Live!)」の番組で語った時だという。
「私たちも今日はじめて知ったのよ。クリエーターたちと話してみて、これからどうなっていくのか見ていきましょう」と、当時メアリー=ケイトは語っていたが、残念ながら制作陣が彼女に連絡を取ることはなかった。
「たまたまボブ・サゲットに会った時、私たちはその話にも触れなかったわ」とアシュレーは明かし、彼が今回のことについてどう思っているのか聞くつもりのようだ。「これからサゲットに電話して彼の意見を聞くつもりよ」ともコメントしていた。
メアリー=ケイトは、「ジョン・ステイモスから声がかからなかったのは驚きでしかないわ」 と明かしたが、それに対しステイモスは「そんなバカげた…」とツイート。彼女たちはこうなることを「絶対に」知っていたはずだと続けた。その後、彼は個人的に彼女たちにコンタクトはしてないが、彼は「彼女たちにも声がかかったと聞いた」と話した。
「彼女たちは怒っていたからね。メアリー=ケイトに電話をして、今後の番組がどうなっていくのか、そしてぼくは彼女たちがショーに戻ってくるのは大歓迎だし、出演をしないことに決めたことについてはリスペクトしているという話をしたよ」
またオルセン姉妹はここ数年どの作品にも出演しておらず、メアリー=ケイトが最後に出演した作品は2011年の「ビーストリー(原題:Beastly)」、アシュレーも2004年の「ニューヨーク・ミニット(原題:New York Minute)」、そして2009年の「ジャークセオリー(原題:The Jerk Theory)」以来、出演作品はない。
「彼女たちは…とってもスウィートだ。彼女たちも大好きなのは見てとれる。ただ、演じることがこわいんじゃないかな」と、ステイモスはハワード・スターンのインタビューで明かした。「彼女たちは自分たちのことを女優だと思っていないんだ。ぼくは彼女たちに、君たちはニューヨークにいるべきだよ、その間に電話でアポイントをとったりしてあげるから、と伝えたことがあるんだけど『うーん、考えておくわ』っていう感じで彼女たちは乗り気じゃなさそうだったしさ…」
米ピープル誌では、スピンオフシリーズの特集をしているが、ジョーイ役のデイブ・クーリエはオルセン姉妹がしばらく女優として演じていないことはもとより、なぜ「フルハウス」に興味を持っていないのか、シンプルにこう答えた。
「ぼくが思うに、彼女たちは違った視点で見てるんだよ」「『フルハウス』ファミリーが集まって一緒に思い返したとき、彼女たちはまだ(あの当時)『赤ん坊』だった。だからぼくたちと同じ記憶を分かち合ってないんだよ。彼女たちの代わりに答えることはできないけど、なぜぼくらと同じような感情を持っていないのかは分からなくもないな」
さらに、エグゼクティブプロデューサーのロバート・L・ボイエットは、2015年5月に「アシュレーとメアリー=ケイトは『フラーハウス』でキャストの一員として演じないとしても、彼女たちにとって『フルハウス』は重要な位置づけにあるし、ちゃんとファミリーの一員でもあるよ」「彼女たちがどう自身のキャリアを積んできているのか見るのはとてもエキサイティングなことだし、ぼくは彼女たちが選んだファッションに専念しビジネス展開をしていく道はサポートする。彼女たちのサポートと『フラーハウス』がうまくいくようにとの声に感謝するよ」とコメントしている。
「フラーハウス」の最終シーズンであるシーズン5は、現在配信中だ。