英人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバーで、俳優、モデル、そしてソロアーティストとして活躍するハリー・スタイルズが、ドッキリを仕掛けたおもしろ動画が話題となっている。
【動画】Harry Styles’ Hidden Camera Prank on a Pizza Delivery Guy: Extended Cut
ハリーは、米人気トーク番組「エレンの部屋(原題:The Ellen DeGeneres Show)」にゲストとして出演。番組内で、司会者エレン・デジェネレス定番の”隠しカメラドッキリ”に、今回はハリーが仕掛け人として役を買った。このドッキリが仕掛けられたのは、ピザの配達員だ。
エレンはまず手始めとして、「配達員が来たら、ドアを開けて、『ワッツアップ?!入ってきなよ、ブラザー!』と言うのよ」とハリーに指示。ハリーは指示にしたがってドアを開けると、次は「ブラザー」と連呼しながら配達員とフィストバンプ(お互いグーの手を合わせて挨拶すること)をし続けるよう指示される。その後、なぜか配達員と一緒にピザを食べるというシチュエーションにもっていかされるのだ。
司会者エレンの意地悪な指示に従っていくなか、ハリーは配達員に「一緒に時間つぶしをしようぜ」と声をかける。「ちょっと聞いてくれよ、ブラザー」とハリーは続ける。「おれのマネージャーがちょっと渋滞にはまってるみたいなんだ。自分は一人でいるのに慣れていなくてさ、よかったら…いや、こんなこと聞くのは恥ずかしいんだが…しばらく、一緒にいてくれたりしないかな?」
こんな急なお願いにも、信じられないほど優しい配達員は、ハリーと一緒にいることに快く同意。彼ら二人ではピザの箱を広げ始めた。
さて、エレンの次の狙いはというと、食べ物を使ってなにかおもしろいことをさせたいようだ。彼女は、「(ピザを)ゴロゴロ転がしていって。真ん中に向かって転がすのよ。外側から内側に向かって転がしていって」と伝えたのだが、ハリーはなぜかその指示をピザを宙返りさせながら動かすのだと勘違いして受け取ってしまう。誰も予想をしていなかったピザの動きに、エレンは戸惑うとともに大いに楽しんでいた。もちろん、ピザ配達員もびっくりしていたのは言うまでもないだろう。
次の指示は、一緒にピザを山のように積み上げていくというもの。この不思議な行動にも、配達員は動揺せずにハリーと一緒にピザを積み上げていった。なんとやさしい配達員なのだろうか。
ハリーがどれだけ ドッキリの仕掛け人としての試練に耐えることができるのか試すため、エレンはハリーにピザまるまるひと切れを口にほおばり、30秒間そのまま放置することを指示。30秒後、彼女はハリーに噛んでいいよと伝え、彼は噛もうとするが、やはり量が多すぎたようで噛むことすらもできない。結局ピザを口から出してしまった。それから、「とっても、とっても、とーっても、小さい一口」の水を飲み込んで口をゆすいだ。
これだけ面白いシーンが続いているが、このドッキリの1番の見どころは、エレンがハリーに「君には正直に伝えなければならないよ」と配達員に向かって言うよう指示する場面だ。その後なにかコメントが続くかと思いきや、何の指示もくだされなかったハリーは、アドリブで彼自身の役者スキルを試されることになった。
この状況に、彼は必死な形相になりながら必死に対処法を考えるも、涙目になって困り果ててしまった。これを見たエレンは仕方なく次のよう伝えるように指示。「おれはピザを愛してるんだ。ブラザー」「チーズも大好きさ」
「そうだ、ブラザー、これも聞いてくれよ」とハリーは続ける。「チーズの隠された事実について、このあいだ聞いたことがあるんだ」と言うと、そしてまた、よりいっそう長い沈黙がやってきた。またもや困らされてしまったハリー。結局チーズの新事実を伝えるかわりに、何を言おうか忘れてしまったことにしようとエレンはアドバイス。
さて、笑い泣きもほどほどにして、この世界一やさしいピザ配達員とミュージック界のスターのハリーのキュートすぎるやりとりを、ぜひとも動画でチェック。