歌手のアリアナ・グランデ(26)が、今年の3月から開始した世界ツアーで体調を崩していたことを明かした。
アリアナ・グランデは12月22日、米ロサンゼルスにて「スウィートナー」ツアーの最終公演を開催。北米、欧米を周った同ツアーは合計で100公演あり、大盛り上がりの中、幕を閉じた。またアリアナはこれを記念し、ライブアルバム「k bye for now(swt)」を日本時間12月23日に急きょリリースした。タイトルとなっている「k bye for now(ひとまずはさよなら)」というのは、アリアナがコンサートの最後に画面に映し出しているメッセージだ。
100もの公演を開催するにあたり、体調やメンタル面でも不調な日もあったことを、以前正直に明かしていたアリアナ。彼女のマネージャーであるスクーター・ブラウンは、アリアナの最終公演が終わったあとに舞台裏で長いハグをしている動画を投稿。以下のようにメッセージを送った。
「君がロスで最終公演を終えた後、バックステージでハグをするために待っていると僕がヨーロッパで言ったよね。ちゃんとハグできた。君はやりとげた。辛い夜もあったのは知ってる。君の痛みや苦しみを知ってる」
「でも君はただやり切っただけじゃない。またファンと楽しむということを、日に日に思い出していった。自分の音楽の喜びを見つけた。それが何百万もの人たちに喜びをもたらした。このアルバムとツアーは僕たちの可能性の勝利だ」
この投稿に対しアリアナは「待ってこの動画。泣いてる。まだ言葉にできないけど、やり遂げられるように私を助けてくれた本当にありがとう。マネージャーとして、友人として本当に感謝してる」とコメント。さらに彼女は「アップダウンが激しい中一緒にいてくれてありがとう。メンタルの崩壊にも付き合ってくれて(笑)」と、ツアー中は精神的にもかなりきつかったことを告白した。
アリアナにとってここ数年は、まったくもって簡単なものではなかった。2017年5月には英マンチェスターでコンサートを行った後、その会場で自爆テロが発生。子供を含む22人が死亡するという惨事となった。
翌年2018年9月にはアリアナの元恋人でラッパーのマック・ミラーがドラッグの過剰摂取で死亡。その後アリアナは当時婚約していた俳優のピート・デヴィッドソンと破局するなど、災難の連続であった。
9月には精神状態が不安定との理由でステージをキャンセルもしたアリアナ。しかし様々な困難を乗り越え、長期にわたるツアーを見事完走した。彼女の次のステージはどのようになるか、今から楽しみだ。
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