映画『ハリー・ポッター』シリーズや、実写版『美女と野獣』などで知られる女優のエマ・ワトソンが、人気歌手テイラー・スウィフトの強さを称賛した。Varietyが報じている。
今年6月末、敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンが、テイラー・スウィフトが去年まで所属していたカントリー・ミュージックに特化したレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」を約300億円で買収。テイラー・スウィフトは過去の楽曲の原盤権が同社にあるため、実質テイラーの過去の楽曲の権利がスクーターのものに。
しかしテイラーは「ビッグ・マシーン・レコード」に不当な扱いを受けたことや、これまでスクーターに、ジャスティン・ビーバーやカニエ・ウェストを通じて長年いじめられてきたことを書きつづり、スクーターに楽曲の版権を奪われてしまうことの屈辱を明らかにした。その後テイラーは過去の作品を再レコーディングすることを決意したが、この問題の全てはまだ解決していない。
そんな中、女優のエマ・ワトソンが、出演を果たしている新作映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(原題:Little Women)』のワールド・プレミアに登場。記者からのインタビューでエマは、作品の中でシアーシャ・ローナンが演じているマーチ家の次女ジョーが、テイラーの状況と通ずるものがあると明かしたのだ。実はジョー・マーチも自分の作品の著作権の所有に苦労しているシーンがあるという。
これについてエマは「これは自分自身を信じること、自分の価値を知ること、そしてその価値を所有するということなの。今のテイラー・スウィフトの状況はとてもいい例えだわ。若くて、才能があって、そして誰かがそれを買いたがっている。でも所有権を持つということは、結局のところ、とってもとっても重要なことなの。なぜなら、所有権を持った人がそれを使ってどのような決断をするかわからないからね」と語り、テイラーの状況の深刻さと重要さを語った。