ここ最近、90年代に放送がスタートし、一世を風靡した大ヒットドラマ「フレンズ」が再び大人気。放送から25年が経ち、昨年世界のあちこちで「フレンズ」25周年を祝うイベントが開催されました。
ドラマに登場するカウチはもちろん、人気エピソードのワンシーンを再現した展示など、ファンにはたまらないポップアップがたくさん登場。日本でもあの名物カウチに座ることが出来るフォトロケーションが登場し、大勢のファンが足を運んでいます。
言わずと知れた大ヒットドラマですが、なぜ今また熱い支持を受けているのでしょうか?すっかりフレンズファンとなった私なりにドラマ「フレンズ」の魅力を語ってみたいと思います。
本当の友達のように感じる親近感
1994年から2004年にかけて放送された大ヒットドラマ「フレンズ」。私は友人に勧められたことがキッカケで、ネットフリックスで視聴。見始めたら止まらない!気づいたら最終シーズンまで突入し、どっぷり「フレンズ」の魅力にハマっていました。
「フレンズ」は、6人の男女の日常生活を描いた作品。個性的なキャラクターが6人も登場するため、なんとなく自分に似ている部分があったり、共感するところが多いんです。
ここ最近のドラマや映画には欠かせない“スーパーヒーロー”は登場しませんが、逆にごく普通の日常生活を描いているところにも親近感があってストーリーに入り込みやすいのだと思います。
なんだか自分も仲良し6人組の一員になった気分になれるのも人気の秘密かもしれません。
10年を通してキャラクターの成長ぶりが見れる
10年間の生活を描いているだけあり、ドラマを見ているうちにキャラクターの成長ぶりを感じます。お金持ちで人に頼りがちなレイチェルが、ビジネスの場で大活躍したり。自分のレストランを持ちたいという夢をモニカが叶えたりと、一人一人の成長が描かれ、理想の未来へ一歩づつ進んでいく姿に「夢は叶う」と励まされた人も多いと思います。
英語の勉強にも最適
「フレンズ」といえば、英語を勉強する最適のドラマとしても有名。韓国の大人気ヒップホップグループBTS(防弾少年団)のリーダーで英語が得意なRM(キム・ナムジュン)も、以前、米人気トークショー「エレンの部屋」に出演した際、英語習得の秘訣として「フレンズ」をよく見ていたことが役に立ったと明かしていました。
「フレンズ」のエピソードは、とても日常的なシチュエーションが多いため、実生活に役立つフレーズがよく登場します。「あ!それ!それ英語でなんて言うのか知りたかった!」というフレーズもたくさんあって、楽しみながら英語の勉強ができます。また1エピソード見るたびに、何か新しい単語やフレーズ1つを覚えるようにすれば、ワンシーズンを見終える頃には語彙力のアップも期待できます。
過去に、私が「フレンズ」を視聴中、何度か不具合で字幕が表示されていなかったことがあったのですが、私はそれに気づかずに、ふとした時にあれ字幕なしで見てた!と自分でも驚きました。それくらい見やすいのも「フレンズ」のいいところですね。
可愛いファッション
今回、私が個人的に「フレンズ」ハマった大きな理由は、かわいらしいファッションです。登場人物の年齢は20代後半(シーズン後半では30代)と少し大人めですが、当時の流行を反映している衣装が超かわいい。モニカ、レイチェルはシンプルだけど、おとなっぽいかわいらしさを叶えたファッションが多く、フィービーはカラフルで個性的なボヘミアン・ヒッピーなスタイルをしています。
注目すべきファッションは女性陣だけでなく、ロス、チャンドラー、ジョーイの男性陣3人の服装も人気なんです。インスタグラムなどのSNSでは、3人の衣装にインスパイアされた服を着て、写真を投稿している人もいます。
現在、ファッション界でも90sのトレンドがリバイバルしていて、まさに彼らのファッションは、今の若い子たちが参考にするにピッタリのスタイルといってもいいかもしれません。
その時の感情や状況にあったエピソードがある
笑いたいとき、泣きたいとき、感動したいときなど、それぞれの気分にあったエピソードがあるのも、「フレンズ」の魅力だと思います。
また1年を通してストーリーが描かれているので、季節に合ったエピソードもあります。クリスマス、感謝祭など、様々な行事にフォーカスした話があるので、アメリカの文化や雰囲気を感じることができるのも魅力の一つです。
共感する名言がたくさん
「フレンズ」ファンの間では、彼らがふとした時に放つ“名言”が好きという人も多いです。
特に個人的に印象に残っているのは、モニカの「Welcome to the real world. It sucks. You’re gonna love it.(最悪な現実世界へようこそ。絶対に気に入るわ)」という言葉です。
皮肉っぽい表現ですがとても深い言葉で、辛いなと思っても、大切な人達といると楽しいって思える、まさにビタースウィートな人生を上手く表した名言だと思います。
このように、心にグッとくる言葉がたくさん登場するのも、「フレンズ」の魅力だと思います。
▼「俺はメリハリボディなんだ、それに気に入ってる」(ジョーイ)
現実味のあるストーリー
ここまで、様々な理由をあげてきましたが、やはり人気の理由はなんといってもキャラクターやストーリーに現実味があるところです。時には、「こんかおバカさんいる?」と思うくらいおまぬけなエピソードもありますが(笑)
お金持ちの高校生たちのスキャンダラスな日常を描いた「ゴシップガール」や、世界的な社会現象にもなっているSFホラードラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など、非日常的なストーリーを描いた作品も大人気ですが、「フレンズ」のようにキャラクターの人生観を反映させたストーリーに共感したり、学ぶことができる部分が多くあることが、この作品が長く愛されつづけ、今でもファンを増やしている理由だと思います。
今回は、「フレンズ」の魅力について語りましたが、次回は先ほど少し触れた「その時の感情/気分に合ったおすすめのエピソード」を紹介したいと思います。よかったら、ぜひまた読みに来てください。
Shaine(シェーン)プロフィール:
1996年埼玉県生まれ。幼い頃からディズニー映画が大好きで、ディズニーチャンネルや海外のドラマをよく見ていた事がきっかけで、海外エンターテイメントに興味を持ち始めました。大好きな音楽、ファッションやメイクアップの知識を活かして、ライターとして活動しています。