女優として活躍するオークワフィナ(31)が、ゴールデン・グローブ賞を受賞。アジア系初の快挙となった。
コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞を受賞したオークワフィナ
米時間1月5日に米ロサンゼルスで開催された「第77回ゴールデン・グローブ賞」にて、オークワフィナは映画『フェアウェル』で映画の部コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞を受賞。映画『クレイジー・リッチ!』や『オーシャンズ8』などでも存在感を見せた彼女だが、今回ゴールデン・グローブ賞に初ノミネートされ、さらに初受賞となった。この賞をアジア系女優が受賞するのは、オークワフィナが初となった。
受賞スピーチでオークワフィナは「生活が苦しくなったらこのトロフィーを売れるからいいね」と、開口一番にジョーク。さらに『フェアウェル』の監督を務めたルル・ワンに対し「あなたがこのチャンスをくれました。人生で一番のチャンスを。沢山教えてくれました。この物語を撮影したこと、あなたと一緒にいられたことは最高でした」と感謝を述べた。
また家族に対しては「これを父のウォーリーに捧げます。私、仕事ゲットするって言ったよね!あと私を育ててくれた親友、おばあちゃん。そして母のティア、いつも空から見守ってくれてると願っていたし、今この瞬間も見てくれているといいな。ありがとう」と、感動のスピーチをした。
オークワフィナは中国系アメリカ人の父親と韓国系アメリカ人の母親を持つアジア系女優。ニューヨークのクイーンズで生まれ、4歳のときに母を亡くした。13歳のときにラップを始め、2012年に「My Vag」のミュージックビデオをYouTubeに投稿し注目を集めた。
2014年にはアルバム「Yellow Ranger」を発売。コメディエンヌとしても活躍し、2019年のアカデミー賞ではプレゼンターを務めた。
女優としては『フェアウェル』の他にも『ジュマンジ/ネクスト・レベル』やマーベルが2021年に公開予定の『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』に出演が決定しており、また今後公開される実写版『リトル・マーメイド』のスカットル役に決定したと報じられている。彼女の今後のさらなる活躍に大注目だ。