第77回ゴールデングローブ賞にて作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、助演男優賞(ブラッド・ピット)、脚本賞(クエンティン・タランティーノ)と最多3冠に輝き、ますます注目を高めている『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。
本作は、『ローズマリーの赤ちゃん』や『反撥』などを監督した鬼才ロマン・ポランスキー監督の妻で、駆け出しの女優であり、当時身重だった女優シャロン・テートがハリウッドの自宅で惨殺されるという、今もなおハリウッドに暗い影を落とす実際に起きたショッキングなこの事件をモチーフに描かれている。
事件を起こしたカルト集団を率いて後に殺人罪で逮捕されるチャールズ・マンソンは劇中にも登場する。デイモン・ヘリマンが演じるチャールズ(チャーリー)・マンソンは、ポランスキー邸の前の住人である音楽プロデューサーのテリー・メルチャーを訪ねるが、引っ越したことをポランスキーに告げられる。と、ここまでが本編では描かかれているが、未公開シーンではその後に、近所に住む、同じく音楽プロデューサーの友人を訪ね、テリーがどこに引っ越したのかを聞き出そうとするシーンが描かれている。
引越し先を突き止められなかったチャーリーは車に戻るが、ここでリック(レオナルド・ディカプリオ)に頼まれて、テレビのアンテナを修理するため屋根の上にいるクリフ(ブラッド・ピット)に気づき、彼に向かって、狂気に満ちた表情で意味不明な言葉を発する、というシーンだ。ヘリマンの名演により、ただならぬオーラを放つチャーリーだが、一方のクリフは「何だ、ありぁ」と全く相手にせず、“オールド・チャタヌーガ”のビールを飲み干す。
今回公開された映像は未公開シーン「チャーリーの訪問」の一部で、特典映像ではポランスキー邸を訪ねてから来るまで去るところまで収録されている。
ブルーレイ&DVDには今回公開された映像を含め、全7種の未公開シーンが収録されている。ちなみに、そのうちの1本は、今回の映像でクリフが飲んでいるチャタヌーガビールのCMも収録されている。ほか、タランティーノ監督が本作への思いを語っている「監督からハリウッドへのラブレター」やファション、車、ハリウッドの再現などを紹介するメイキング映像など約1時間もの特典映像が収録されている。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブルーレイ&DVDはいよいよ、1月10日(金)にリリースとなる。デジタルは配信中。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
1月10日(金)ブルーレイ&DVD発売、レンタル開始
デジタル配信中
■ブルーレイ&DVDセット【初回生産限定】 4,743円+税(2枚組)
■4K ULTRA HD & ブルーレイセット【初回生産限定】 6,800円+税(2枚組)
発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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