人気俳優のブラッド・ピットが、現地時間1月8日に開催された米国映画批評会議賞(National Board of Review Annual Awards)に出席。自身が出演した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にて、助演男優賞を受賞しスピーチを行った。
ブラッド・ピットにトロフィーを授与したのは、『ハングオーバー!』シリーズや『アリー/スター誕生』などで知られるブラッドリー・クーパー。ブラッド・ピットは「ありがとうブラッドリー。彼は娘を寝かしつけてトロフィー授与ために駆けつけてくれたんた」とコメント。更に続けて「彼おかげで禁酒が続けられている」とアルコール依存と闘ってきたブラッドはブラッドリーに助けられていたことを明かした。また、「この男のおかげで、それ以来、毎日が幸せだ。愛してるよ、ありがとう」と感謝の意を表した。
Brad Pitt accepts the Best Supporting Actor Award for ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD from Bradley Cooper at #NationalBoardOfReview #NBR pic.twitter.com/HS6mUVOWSD
— Matt Neglia (@NextBestPicture) January 9, 2020
ブラッド・ピットはこれまでアルコール依存の問題に対して取り組んでおり、昨年に某インタビュー誌にアルコール依存症との闘いを語っていたが、カメラの前や公の場ではあまりそのことについて深く言及することはなかった。そのため、ブラッド・ピットが誰からサポートされていたのかを明らかにしたのは今回が初めてだったようで、このスピーチは話題になっている。
ブラッドリー・クーパーは自身も過去に私生活で酒に溺れていた時期があり、『アリー/スター誕生』でもアルコール依存と闘う役柄を演じていた。
映画では自分の経験を基に演じたと語っていたブラッドリー。その辛さが身にしみてわかっているからこそ、全力的にブラッドをサポートしたのかもしれない。今回のブラッドのスピーチはとても愛に溢れており、会場からは歓声が湧き上がった。人気スター同士の友情が垣間見えた瞬間だった。