1月13日(現地時間)に第92回アカデミー賞のノミネートが発表され、ホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』が作品賞、監督賞(トッド・フィリップス)、主演男優賞(ホアキン・フェニックス)を含む最多11部門でノミネートされたことがわかった。
『ジョーカー』はひとりの男が悪のカリスマ”ジョーカー”に変貌するまでを描く、衝撃のサスペンス・エンターテイメント。アメコミ作品初の快挙となるヴェネツィア国際映画祭「最高賞」の金獅子賞を受賞したことで世間を騒がせ、また第44回報知映画賞 海外部門・作品賞を受賞、アメリカでは第26回全米映画俳優組合賞で2部門にノミネート、第77回ゴールデングローブ賞では2部門受賞、第25回放送映画批評家協会賞でも2部門受賞するなど、世界中で大きな話題を呼び続けている。
そのほか、マット・デイモン&クリスチャン・ベイル主演、伝説のレースで絶対王者に挑んだ男たちの“挑戦の実話” 『フォードvsフェラーリ』や、ネットフリックスオリジナル映画 『アイリッシュマン』&『マリッジ・ストーリー』が作品賞にノミネートされるなど、注目が集まっている。第92回アカデミー賞の授賞式は2020年2月9日(現地時間)に行われる。また、本年度の同授賞式のホストは誰になるのか注目が集まっていたが、現地時間の1月8日水曜日、ABCエンターテイメントのCEOであるカレイ・バーグ氏が今年もホスト不在だと発表している。
一体、どの作品、そして誰がオスカーを手にするのか、期待が高まるばかりだ。
第92回アカデミー賞Rのノミネートは以下の通り。
作品賞
『フォードvsフェラーリ』
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『マリッジ・ストーリー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』
監督賞
マーティン・スコセッシ『アイリッシュマン』
トッド・フィリップス『ジョーカー』
サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』
クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
主演男優賞
アントニオ・バンデラス『ペイン・アンド・グローリー(原題)』
レオナルド・ディカプリオ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
アダム・ドライバー『マリッジ・ストーリー』
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』
主演女優賞
シンシア・エリヴォ『ハリエット』
スカーレット・ヨハンソン『マリッジ・ストーリー』
シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
シャーリーズ・セロン『スキャンダル』
レニー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
助演男優賞
トム・ハンクス『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド(原題)』
アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』
アル・パチーノ『アイリッシュマン』
ジョー・ペシ『アイリッシュマン』
ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
助演女優賞
キャシー・ベイツ『リチャード・ジュエル』
ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』
スカーレット・ヨハンソン『ジョジョ・ラビット』
フローレンス・ピュー『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
マーゴット・ロビー『スキャンダル』
長編アニメ映画賞
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
『失くした体』
『クロース』
『ミッシング・リンク(原題)』
『トイ・ストーリー4』
国際長編映画賞
『コーパス・クリスティ(原題)』
『ハニーランド(英題)』
『レ・ミゼラブル』
『ペイン・アンド・グローリー(英題)』
『パラサイト 半地下の家族』