スパイダーマンの宿敵として知られるモービウスを主人公としたマーベル最新作『モービウス』の予告編が、世界一斉公開された。その中に『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したあるキャラクターの姿があり、話題となっている。
物語の主人公は、天才的な頭脳を持つドクター、マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)。幼い頃から治療の術がない血液の難病を患っていたが、その類まれなる才能からノーベル賞という名誉も手にしていた。彼はドクターとして多くの命を救いながらも、己の病を治す方法だけを見つけられずにいた。時間だけが刻々と過ぎてゆき、忌々しい血液が彼の命を蝕んでいく。やがてモービウスは、コウモリの血清を使い、自らの体の人体実験に手を染めていく…。
予告編の中には、病弱なモービウスが徐々に変貌していく姿が映し出されている。その中に、マイケル・キートン演じるバルチャーの姿があるのだ。さらにモービウスに対し「善人に飽きただろう?」と話しかけ、少しだけ笑みを浮かべている。
バルチャーは、失業してしまったことからウィング・スーツやハイテク武器を作り、犯罪者への密売していたのだが、自らもウィング・スーツを身にまとい、悪として生きていたヴィランキャラクター。『スパイダーマン:ホームカミング』ではメインヴィランとして登場していた。『モービウス』では、バルチャーがどの程度出演し、どのような役割になるかはまだ明らかではない。しかし、予告編にバルチャーが登場したことで、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)での直接的なつながりを期待できる。動画には、本作への期待、そしてヴェノムとの繋がりを期待する声も相次いだ。
コミック版では悪役として描かれているモービウスだが、映画版では「彼はヒーローなのか、ヴィランなのか――?」とキャッチコピーがあるように、どのように描かれているのかにも注目だ。映画『モービウス』は2020年全国ロードショー。
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