これまで数々の危険なスタントをこなしてきた大御所俳優のジャッキー・チェンが、新作映画『Vanguard(原題)』の撮影中に事故に見舞われ、危うく溺死しそうになったようだ。CINEMA BLENDなどが伝えている。
『Vanguard(原題)』予告編
事故当時、ジャッキーはジェットスキーに乗ったシーンを撮影していた(上記予告編、1:31ごろからのシーン)。しかし、どういうわけか岩の下の水中に閉じ込められてしまったという。水中から抜け出せず、溺死してしまいそうになったところ、映画のクルーが急いで救助に向かい、一命をとりとめたという。またこのシーンの詳細については、明らかになっていない。
ジャッキーは北京での記者会見で、この事故について口を開いた。「助けが来るまでの間、パニックにならないように自分に言い聞かせていた」とコメント。「その夜、シャワーを浴びていたときに事故のことを思い出した。突然怖くなり、震えが止まらなくなったんだ。『簡単に死んでしまうことも有りえた』と思った」と、今回の事故がトラウマになってしまったことも語った。
ジャッキーは、これまでの出演作品のほとんどを自らスタントし続けてきた。過去に骨折や脱臼を何度も繰り返していたその一方で、アクション俳優として長年人気を博している。しかしジャッキーは今回の事故で、映画製作中のアクションがいかに危険なのか改めて実感したようだ。ジャッキーが、水中でパニックにならないように心がけていたことが、命綱になったのかもしれない。それにしても無事でなによりだ。
tvgrooveをフォロー!