人気歌手アリアナ・グランデのファンたちが、人気ラッパーのエミネムの新曲の歌詞に激怒しているようだ。
エミネムといえば、1月17日に「Kamikaze」以来1年半ぶりとなる新アルバム「Music To Be Murdered By」をサプライズリリースし話題となった。しかし収録曲である「Unaccomodating」のある歌詞が、波紋を呼んでいるのだ…。
「Unaccomodating」の問題となっている歌詞は「オレはゲーム中に『爆弾投下』と叫ぶのをながめていたんだ。まるでアリアナ・グランデのコンサートを外で待っていた時のようにね」で、2017年5月にアリアナ・グランデの英マンチェスターでのコンサートで起きた自爆テロ事件を彷彿とさせる過激な内容となっているのだ。
これにはマンチェスター市長のアンディ・バーナム氏は「遺族や被害者全員を傷つけるとても失礼な言葉です」とエミネムを批判。さらにアリアナのファンたちもエミネムを大バッシングしている。
一部ファンたちは「エミネムはマンチェスターで22人もの人が亡くなった事件でオチを作るようなゴミ野郎」「こんな歌詞がおもしろいとおもうなら、音楽を作るのをやめてくれない?」「エミネムは新アルバムの中でマンチェスター事件のことをあざ笑っているの?彼はあの夜に子供や10代の若い子たちまでもが亡くなったことを知らないわけ?」と、怒りのツイートをたくさん投稿している。
real talk, Eminem is such a piece of trash for making a punchline out of the 22 people who died in the manchester attack. do us all a favor and stop making music if this is the shit you think is funny. i’m so mad
— Noah Davis (@noahdavis50) January 17, 2020
またエミネムは、当時の事件の直後、ツイッターでマンチェスター事件の被害者とその家族のための募金を募るツイートを投稿していた。
Join me in helping Manchester victims & their families, Make a donation to the @BritishRedCross and @MENnewsdesk https://t.co/JchJtYOdMU
— Marshall Mathers (@Eminem) May 25, 2017
この件に関してエミネムもアリアナもとくにコメントは発表していないが、配慮に欠ける歌詞に多くの人が傷ついているようだ。