人気歌手のアリアナ・グランデが、グラミー賞授賞式で、元恋人で一昨年亡くなったラッパーのマック・ミラーを追悼していたようだ。E!newsなどが伝えている。
アリアナ・グランデは米時間1月26日（日）に開催された音楽の祭典「第62回グラミー賞授賞式」に参加。感動的な演出で涙を誘った「imagine」に続いて「7 Rings」「thank u, next」を披露し大きな話題となった。
その後彼女はアフター・パーティに参加することなく帰宅したが、本当の打ち上げは自宅で行ったようだ。
アリアナは授賞式後、インスタグラムに2本の動画をアップした。とてもリラックスした様子のものと、大成功に終わったパフォーマンスを振り返ったものだ。どちらの動画においても、彼女はフットボールチームであるピッツバーグ・スティーラーズのシャツを着ていた。実はピッツバーグ・スティーラーズは、アリアナの元交際相手であり2018年に亡くなったラッパー、マック・ミラーの好きだったチームなのだ。
1本目の動画では、授賞式でも身につけていた豪華なアクセサリーにスティーラーズのシャツを合わせ、とても幸せそうにカメラに向かってキスしていた。2本目の動画には、愛犬トゥールーズも登場した。
not Ariana in a Steelers jersey… not after singing Imagine at the Grammys… not a week after Mac’s birthday and the release of Circles… 😭 pic.twitter.com/kJqqnw2NSo
— Lindsey Ellefson (@ellefs0n) January 27, 2020
動画はアリアナが愛犬を抱いて「さぁ、打ち上げよ！」と語り、愛犬の顔をズームするところで終わっている。
アリアナはこれまでにも、このようにささやかな形で、亡くなった元恋人を追悼している。ファンの間では、彼女の曲「imagine」がマック・ミラーにあてた曲だと言うことは周知の事実であり、今回の授賞式でも、パフォーマンス中に目に涙を浮かべる場面が見られた。
またアリアナはレッドカーペットでは、グレーのゴージャスなドレスで登場。まるで「シンデレラ」のようだ。という声も多くあがっていた。実は過去にマックはアリアナにあてた楽曲「Cindellera」をリリースしていたことからそれを意識したのではないかとも言われている。
そして1月17日に故マック・ミラーのアルバム「Circles」が発売されると、アリアナはインスタグラムに、交際していた頃に撮影したマックとの楽曲制作映像を公開していた。この動画では、アリアナがソファでくつろぎながら撮影し、マックは愛犬マイロンの隣でピアノを弾く様子が記録されている。
また、昨年行われたツアーで、マックの故郷であるピッツバーグを訪れたアリアナは、その場で追悼の意を表した。
この日のコンサートにて、アリアナはバックコーラスと共に「thank u, next」を披露した。この曲の歌詞彼女のこれまでの交際相手の名前が含まれているが、マックを指す「マルコムにもありがとうって言えたらいいのに。彼は私のエンジェルだったから」という部分では感極まった様子だった。
他にも、コンサート会場にマック用の座席を用意したり、開演前にマックの曲をかけるなど、様々な形で元交際相手の冥福を祈った。
授賞式の後、彼女は続けて動画を投稿。ゆっくりと深呼吸し、大舞台の興奮を落ち着かせていた。動画には「みんなありがとう。とっても素晴らしい夜を過ごせたわ！」とコメントが添えられている。
