イギリスの人気ロックバンド「The 1975」のフロントマンであるマシュー・ヒーリーが、人気歌手のエリー・ゴールディングの音楽をバッシングするような発言をし、それにエリー本人がコメントをしたことが話題となっている。
音楽ニュースサイトである「beat」のインタビューにて、現在の音楽文化についてに語ったマシュー・ヒーリー。マシューは、インターネットで配信されるシングルとCDとして発売されるアルバムの違いについても、自身の意見をのべた。「配信されるシングルのみで満足してしまうリスナーは、アルバムを買おうとしない」という自身の意見をのべた上で、自身のバンド「The 1975」について、シングルよりもアルバム製作により力を入れていると語った。
このインタビューの中でマシューは、「例えばエリー・ゴールディングなんかは、ジムでトレーニング中の人がプレイリストの中の一曲として聴いているくらいの音楽だよね。『ポップソング』のプレイリストに入っているだけ。アルバムとしてCDを発売するからには、買って聴いてくれた人にm何かしら影響のあるものでないといけないと思うんだ。『お金を払って買って良かった』って思ってもらえるような。何かやりながら、なんとなく聴きながすようなポップソングじゃなくてね」と、ポップを見下すような発言をしたのだ。
さらに彼は、人気歌手でラッパーのドレイクも引き合いに出し、「前にも言ったんだけど、ラッパーのドレイクは、3分という短い時間でオーディエンスの心をガッチリつかむことがバツグンにうまいんだ。それに彼は、何度も何度もそれを繰り返すことができる。そんなことぼくにはできないよ」と、コメント。「膨大な数の曲を書いて、たまたま出来上がるのがシングルだと思っているよ。ただぼくたちの想いは、3分間なんて短い時間じゃ表現できないんだよ。もちろん、3分間でこの大きな気持ちを伝えられればそれに越したことはないんだけどね。僕たちはいつも、『アルバムを買って聴きたいと思わせられるバンド』でありたいんだ」と語っている。
このマシューの発言に対し、エリー・ゴールディング本人がコメントを発表したのだ。エリーは、インスタグラムのストーリーで、このマシューの記事を引用し「私はもうすでに何枚もアルバムを出していますよ。ミリオンヒットも達成してる。誰かしらに影響を与えてると思うけど…まぁ、言いたいなら勝手に言っていればいいわ」と、今回の批判に対し冷静に対処している。
Ellie Goulding responds to Matt Healy of The 1975 after he suggested that people aren’t invested in her enough to listen to a full album:
“I’ve had 3 multi platinum albums so I feel like people have been fairly invested but ok I’ll let you have it.” pic.twitter.com/UUQROf4bUM
— Pop Crave (@PopCrave) January 30, 2020