今年5月1日に日米同時公開に公開されるマーベル新作映画『ブラック・ウィドウ』の予告編CMが、NFL決勝戦「スーパーボウル」のCMとしてサプライズ公開された。
Black Widow Super Bowl TV Spot (2020)
日本時間2月3日に、アメリカのフロリダ州マイアミでフットボールリーグNFLの決勝戦「第54回スーパーボウル」が開催。毎年この試合の合間には、大作映画の情報が解禁されることが多いのだが、今年はその一つとしてマーベル映画『ブラック・ウィドウ』のスポットCMがサプライズ公開されファンが大興奮している。
「私の事を全て知らないでしょ」というナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)の語りから始まるこのスポットCM。途中でナターシャが涙を浮かべながら「“家族”はアベンジャーズが初めてじゃない」と、意味深な発言をするシーンも。バトルや訓練のシーンがうつる中、「“世界が私にもとめるもの”と“本当の自分”を選ばなくてはならない時がくる」と、ナターシャの心の葛藤がうかがえるセリフを聞くことができる。
女優スカーレット・ヨハンソンが演じるブラック・ウィドウは、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』で命を落としたのだが、今回の『ブラック・ウィドウ』はその前である『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』(2016)と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の間に時代設定されている。
本作は万能な戦闘スキルとタフな精神を身につけた世界最高のエージェントであり、過酷な訓練によって育てられたスパイにして超一流の暗殺者であるブラック・ウィドウが、彼女自身の過去と向き合うため再びロシアに戻るというストーリーとなっている。
また先日公開された特別映像では主演のスカーレット・ヨハンソンのほか、プロデューサーのケヴィン・ファイギや、監督のケイト・ショートランドが本作の魅力について語っている。
『ブラック・ウィドウ』特別映像
スカーレットは「一つのキャラクターを、10年も演じることができる役者は少ないわ。しかも突然、そのキャラクターを深く掘り下げることができるチャンスがやってきたのよ」と、自身がこれまでマーベル・シネマティック・ユニバース内で演じてきたブラック・ウィドウこと、ナターシャ・ロマノフについて語っている。
さらにケヴィン・ファイギは「たくさんの人々が長い間『映画化してくれ』と頼んできた作品のひとつだよ」と、映画ファンや周りの期待が詰め込まれている作品であることも明かした。
監督のケイト・ショートランドが語ったブラックウィドウの魅力は「リアルなブラックウィドウを見ることが楽しみね。彼女は典型的なヒーローじゃないの。なぜなら彼女には、暗い過去があるからよ」とブラックウィドウの過去のシーンとともにコメントが流れた。