第73回英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)が日本時間2月3日に開催され、『キャッツ』で知られるレベル・ウィルソンがスピーチで会場の爆笑をかっさらった。
レベル・ウィルソンは、登壇するやいなや「優れているけど、そう認知はしていないゲストのみなさん、こんばんは」と挨拶。「この場に立てて嬉しいです!このロイヤル・・・ロイヤル、え〜っと」と、今回の授賞式の会場となった「ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall of Arts and Sciences)」の覚えにくい名前をさっそくイジりだした。同会場は、イギリスのヴィクトリア女王の夫であるアルバート公に捧げられた由緒正しい演劇場。そのジョークをウィリアム王子とキャサリン妃が微笑みながら見守る姿も映し出された。
さらに「今夜は誰も大きなギフトをもらえないんですね。でもその代わりにギフティング・ウォレットをもらえるそうです。とても面白いんですよ、なぜならギフティング・ウォレットは私のヴァギナと同じニックネームだから」という下ネタを炸裂!「ギフティング・ウォレット」とは、いろんなものと交換できるカードが入ったウォレットで、同賞参加者に配られるという。
ギグティング・ウォレット↓
To celebrate our 10th year of partnership with the EE British Academy Film Awards, we're giving you the chance to win an official @BAFTA Nominees Gifting Wallet! For your chance to win, simply answer the question on our Facebook post. #EEBAFTA #SavoyStyle https://t.co/X13fRNcfPB pic.twitter.com/lK3EXrf16D
— The Savoy (@TheSavoyLondon) February 1, 2020
財布と同様、「開くとご褒美がもらえる」というのを下ネタにしたジョークで、シャリーズ・セロンなどセレブの笑いを誘った。
そして、今回、赤と黒のドレスを身にまとって登場したレベル。彼女は「古いドレスを2つ使って今回のドレスを仕上げました。赤は私がミス・オーストラリアで優勝できなかったときのもの、黒は映画『キャッツ』の葬式で着たものです。『キャッツ』がどの賞にもノミネートされていないなんて変ですね」と自身が出演し、大ゴケした映画『キャッツ』についてもイジった。
また同賞のトロフィーがお面型をしていることから「コロナウイルスを防げますね」とジョークを放ち、さらには、今回ノミネートされた監督たちの名をあげて「彼らのようなことはできませんね。私には度胸がありませんから」とコメント。度胸を表すBallsは、睾丸も意味するため、かなりの下ネタに会場が大爆笑した。
レベル・ウィルソンがプレゼンターを務めた監督賞では、日本で2020年2月14日に公開される映画『1917 命をかけた伝令』のサム・メンデスが受賞。『1917 命をかけた伝令』は、作品賞、英国作品賞、監督賞、撮影賞、美術賞、音響賞、視覚効果賞の最多7部門受賞するという偉業をなしとげた。