今年のグラミー賞で5部門を受賞するという快挙を成し遂げた人気歌手のビリー・アイリッシュ(18)が、人気歌手ドレイク(33)との交友関係を批判するアンチにコメントした。
ビリー・アイリッシュは、昨年米「Vanity Fair」誌の取材に対し、ラッパーのドレイクとメールを送り合うような関係であることを語っていた。しかし、ネットの一部ユーザーたちは、当時17歳のビリーに、33歳のドレイクがメールを送るなんて気持ち悪い、未成年に手を出すなと言い出したのだ。
ドレイクは以前、女優のミリー・ボビー・ブラウン(15)とメールのやりとりをしたことについてバッシングを受けたり、過去に未成年の女性をステージにあげ、体を触ったり性的な発言をしバッシングを受けたことがあった。そのこともあってか、ビリーは友人にしては年が離れすぎているということもあり、この報道が出た途端、インターネットの反応は大荒れとなった。
これらのコメントに対しビリーは「メールの相手が誰かなんて、他の人には関係ない」と批判を一蹴。さらにドレイクとの関係についてビリーは、「ドレイクはステキな人よ。これまで会った人の中で一番かもしれない。でもただメールしてるだけ」とコメント。
そして先日、ヴォーグ誌の取材に答えたビリーは、「インターネット上なんて、今やバカで下品な人たちの集まりじゃない。みんな敏感になりすぎなのよ。成長した大人が一人のアーティストのファンであって何が悪いの?世界にはもっと議論しなきゃいけないこと、たくさんあるじゃない。『あんなに若い女の子が好きだなんて、ドレイクはバカだ』なんて言ってるヤツらが、政治について真剣に考えて投票に行ってるの?バカバカしいわ」と真っ向から反論した。
またビリーはこのインタビューで、自身の生い立ちや成功にいたるまでの苦労、過去に抱えた心の病についても赤裸々に語っていた。歴史的快挙となったグラミー賞主要4部門受賞については、「本当に、クレイジーだとしか思えなかったわ。自分の部屋にこもって曲を作ってる子供達を、少しでも勇気づけられたんじゃないかしら。スタジオを借りる余裕もない子達にとって、なにかしらの前進につながるといいんだけど」とエールを送った。
また、ニュースなどで彼女のことを”掟破り”と呼ぶ人たちがいることについては、「『掟破り』って呼ぶ人たちはね、自分達がルールに縛られすぎていることに気付いていないのよ。私はそんなルールに従わないだけ」と語り、「いつも何かを『やらされてる』立場の彼らに、やりたいことをもっと自由にさせてあげられるだけの力を私が持っていればいいんだけど。でも、私自身が何かを『やらされた』経験がなくて。そもそも、従わないといけないルールがあるってことを知らないのよ。誰も教えてくれなかったし、やりたいことをやってただけ。だから『掟破り』って呼ばれるのね」と続けた。