先日行われた世界最高峰の音楽の祭典「第62回グラミー賞授賞式」にて、主要4部門を含む5部門を受賞したビリー・アイリッシュ。彼女の音楽には、ある日常的な音も使われていたと、ビリー・アイリッシュの兄でプロデューサーでもあるフィニアスが語った。
フィニアスは、現在NBCの深夜の人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演。司会のジミーが「君は、ソングライターで、パフォーマーでそしてプロデューサーなんだよね。そしてセレーナ・ゴメスやカミラ・カベロと一緒に仕事したこともあるんだって?そしてもちろん妹のビリー・アイリッシュも」っていうと、笑顔で「そうだね」とコメント。
そしてジミーは続けて「いつビリーと一緒に仕事することが良いことだって気づいたの?」と質問すると、「ビリーは素晴らしくキレイな声の持ち主だってことをずっと知ってたけど、幼い頃から働かせたくはなくてね。だから、僕は彼女がやりたいって思うまで待ったんだよ」と妹思いな心境を明かした。
もう4年も一緒に仕事をしているという、ビリー・アイリッシュとフィニアス。そのユニークな音楽作りの内容も明かした。お互いがいろんな音をレコードしてきて、楽曲に使えるかどうかを検討していたのだという。あるとき、ビリーが歯医者のドリルの音を録音。それをあの名曲「bury a friend」に使ったという。ドリルの音だけを聞くとかなり不快なのだが、それを見事あの中毒性のある楽曲に付け加えたのだ。
さらに、フィアニスとビリーがオーストラリアに訪れたときのこと、彼は信号機のある音をとても気に入ったという。オーストラリアは、信号を待つ際に、ボタンを押すのだが、青になった瞬間、「カタカタカタカタ」と音がなるのだ。その音を録音し、なんとアノ名曲「Bad Guy」に使用したという。
「Bad Guy」は「第62回グラミー賞授賞式」にて年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲を受賞する名曲となった。
彼らのユニークな楽曲づくり。今後も「Bad Guy」に続くヒット曲が続々と誕生しそうだ。