人気歌手のテイラー・スウィフトが、ユニバーサル・ミュージック・グループと新たに大きな契約を結んだ。ニューヨークタイムズなどが伝えている。
テイラー・スウィフトといえば、メジャーデビューした15歳の頃からレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」に所属し、6枚のアルバムをリリースした。そして同社との契約解消後、2018年11月、ユニバーサル・ミュージック・グループの「リパブリック・レコード」と新たに契約を結んだ。この時は、アーティストとしての契約であった。一方、現在テイラーは、自身の音楽の版権をめぐり「ビッグ・マシーン・レコード」と揉めている最中でもある。
ユニバーサル・ミュージック・グループの会長兼CEOのルシアン・グランジ氏と、「リパブリック・レコード」のCEOのモンテ・リップマン氏とのスリーショット↓↓
そんなテイラーが、米時間2月6日、14歳のころから音楽出版権の契約を結んでいた「Sony/ATV Music Publishing」を離れ、新たに「ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループ」と、ソングライティングについての契約を果たしたことを明らかにした。
テイラーはインスタグラムで、契約書にサインしている際の写真を公開。「『ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループ』と契約し、ルシアン・グランジ氏、そしてユニバーサル・ミュージックとパートナーシップを拡大することができ、そして大手音楽出版社を経営する初の女性であるジョディー・ガーソンと仕事ができることを誇りに思います。ジョディ―は女性のエンパワーメントの提唱者であり、最もリスペクトされ、実績ある業界のリーダーの一人です。トロイ・トムリンソンは私の半生における私のチームのすばらしい一員で、ソングライターたちのための情熱的な指導者です。特に私が世界で最も好きなことであるソングライティングに関して、すばらしいチームと一緒に仕事ができることを光栄に感じます。写真をスワイプして、私のお気に入りのフワフワな猫もチェックしてね」と書きつづっている。
取引条件の詳細は明らかにはなっていないが、関係者によるとテイラーとユニバーサルの契約は、テイラーの新しい作品や、「Sony/ATV Music Publishing」の失効した過去曲の権利など全体をカバーするという。
今回の契約により、「ユニバーサル・ミュージック・グループ」は、今後、アーティストとしてのテイラー、およびソングライターとしてのテイラーの両方を管理していくことになる。テイラーは常々、自身の楽曲に対するコントロールをしっかり持ちたいと要望してきており、アーティスト、ソングライティングの両方がユニバーサル・ミュージック・グループの傘下で管理されることになったことは、テイラーにとって、より望ましい体制だといえるだろう。