人気歌手のテイラー・スウィフト(30)が、過去10年で最もシングルを売った歌手になったことが明らかとなった。米フォーブス誌が報じている。
2010年から2019年の、いわゆる「2010年代」。2010年代初期は現在のような定額制音楽ストリーミングよりも、アルバムやシングルそれぞれを購入する「音楽ダウンロード」が主流であった。その音楽購入が主流であった2010年代前半に最もシングルを売り上げたのが、テイラー・スウィフトである。
カントリー歌手としてキャリアをスタートさせ、現在ではポップアーティストの頂点とも言えるテイラー。2010年~2019年の10年間、彼女がリリースしたシングルは7589万3000もの数が売れたといい、他のどのアーティストよりも多い数字を記録した。フォーブス誌は「目を見張るほどの数字」と表現している。
2位にランクインしたのは米ラッパーのエミネムで、6350万1000回購入された。テイラーとは約1200万回もの差があるが、これも驚異的な数字だ。
テイラーの偉業は、とどまるところを知らない。「フォーブス」が毎年発表する「もっとも稼ぐランキング」によると、2018年6月~2019年6月分の集計において彼女が、1億8500万ドル(約200億円)を稼ぎ出し見事1位となった。テイラーがそこまで稼いだ大きな要因は、2018年に行った世界ツアー「レピュテーション・スタジアム・ツアー」だ。
同ツアーは、アメリカで最も収益を上げたツアーとして新記録を打ち立て、2億6610万ドル(約300億円)、206万8339枚のチケットを売り上げた。また同ツアーの映像は、2018年の大晦日にネットフリックスでも配信された。テイラーの去年の収入は8000万ドル(87億円)とされているので、1年で131%も上昇している。
今年から始まった「2020年代」、テイラーはさらなる進化を見せつけてくれるのだろうか。この10年も大いに期待だ。