『ジョジョ・ラビット』で知られるタイカ・ワイティティ監督。彼は、「スター・ウォーズ」の初のTVシリーズである「マンダロリアン」でも監督を務め、さらに、『マイティ・ソー』のシリーズ最新作『Thor: Love and Thunder(原題)』の制作のために、オーストラリアへ渡豪することも、先日トーク番組で明らかにした。
オーストラリアへと向かうことを発表したタイカ・ワイティティ↓(5:16ごろ)
『Thor: Love and Thunder(原題)』の制作など、多忙を極めるタイカ・ワイティティ。一方で彼が監督を務めることが決定していた、大友克洋の世界的有名なコミックの実写化映画『AKIRA』の話がどんどん先延ばしにされているようだ。
SCREEN RANTによると、『AKIRA』の制作が先延ばしにされていることは、やはり『Thor: Love and Thunder(原題)』の製作期間が重なっていることが理由のようだ。2019年にワーナー・ブラザースは、『AKIRA』の映画化に向けて動いていたものの、なかなか企画が前に進まなかった。当初は2019年の7月に撮影が開始し、2021年の5月公開を目標にしていたようだ。しかし、『Thor: Love and Thunder(原題)』はリリース日が2021年の11月となっておりスケジュールが動かせないため、そちらを優先したようだ。『AKIRA』の制作が先延ばしにされていることに『Thor: Love and Thunder(原題)』が関係していることを、タイカ・ワイティティ本人も認めている。
Varietyのインタビューで、タイカ・ワイティティは「『AKIRA』のすべてが保留となった」と回答。そして『AKIRA』は2年後にずらさなくてはならなくなったという。また「2年後、自分が何をやっているのかわからないし、『AKIRA』に関わっているかどうかも、わかりません」と答えた。果たして、AKIRAの実写化映画は実現するのだろうか・・・?