人気歌手のテイラー・スウィフトが、両親の離婚についての歌を過去に作っていたことがわかった。
テイラー・スウィフトの両親である母アンドレアさんと父スコットさんは、テイラーが生まれた年の1989年の2月20日に結婚。20年以上連れ添ったが、2011年に離婚した。
アンドレアさんとスコットさんは、離婚がテイラーのキャリアに影響することを恐れ沈黙を保っていたが、その法的手続きが外に漏れ、メディアに知られるきっかけになったという。
また当時テイラーは、両親の離婚による精神的なショックを歌にしていたことが明らかになった。曲名などは明らかになっていないが、テイラーはそのショックをいくつかの歌に込めてたのだという。
テイラーが生まれ育った、ペンシルベニア州のワイオミング群のクリスマスツリー農場は、2013年に売りに出され(元々賃貸だった物件)、その後マーケティング専門家と、プロの株式仲買人が購入。その後もテイラーはその生家に訪れるビデオを公開し「Entertainment News」のインタビューでは「私は生まれ育った家に行ったの。ベッドルームになったらとてもエモーショナルな気分になったわ。そこには別の小さな女の子のものがあったからね」と明かしている。
スウィフト一家は、2003年にテイラーのキャリアのためにナッシュビルに引っ越し、その後テイラーのキャリアは瞬く間に成功街道まっしぐらとなったが、2008年の「Fearless」リリース時から両親の関係がこじれはじめる。
母アンドレアさんはテイラーのツアーに常に同行していたが、父スコットさんはそうではなく、このことがふたりの関係に大きな課題をもたらしたようだ。スウィフト家の友人は「Radar Online」に「母アンドレアはフルタイムでテイラーのツアーに同行していましたが、それにより、スコットとの関係はずっと大変だったのです」と明かしたという。
そしてテイラーはアルバム「Red」をリリース。このアルバムには、両親の別れの痛みが暗示されているのだという。
テイラーのキャリアに関与し絶え間ないサポートを送り続けてきた母と、そうではなくバックグラウンドに留まる父との間に溝ができてしまったようだ。
テイラーの楽曲「The Best Day」(2009年)は、テイラーが母に捧げた楽曲で、テイラーはこの曲を歌うたびに母が泣いてしまうのでツアーのセットリストから外したという。また歌詞には「私には素敵なお父さんがいて/その強さが私をもっと強くするの/神様は弟にも微笑んでくれて/何もかも私より優れてるんだよ」と歌い、まさに家族への想いを込めた一曲となっている。
これまで、テイラーの両親の離婚について触れられることはほとんどなかったが、テイラーのこれまでの楽曲には、離婚へのショックと悲しみが隠されていたようだ。