来月行われる授賞式に先駆け、第91回アカデミー賞のノミネーションが発表された。
最多ノミネートは、アルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」と、ヨルゴス・ランティモス監督の「女王陛下のお気に入り」。前者はNETFLIXのオリジナル作品であり、劇場未公開ながら作品賞を含む10部門でノミネートされた。
「アリー/ スター誕生」が候補になった8部門のうち、ブラッドリー・クーパーは監督として作品賞に、また俳優として主演男優賞にと、2部門にWノミネート。「バイス」も同じく8部門候補で並び、マーベルコミック原作の映画「ブラックパンサー」が7部門で続く。ヒーロー映画としては異例の作品賞ノミネートに、ファンは大いに沸いている。
「ブラック・クランズマン」も6部門と評価されているが、実は名匠として知られるスパイク・リーは、本作にて初めて監督賞へのノミネートを受けた。
また、ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞を獲得した「ボヘミアン・ラプソディ」は、「グリーンブック」とともに5部門に名を連ねており、さらなる進撃が期待されている。
主な部門のノミネーションは以下の通り。
作品賞
- 「ブラックパンサー」
- 「ブラック・クランズマン」
- 「ボヘミアン・ラプソディ」
- 「女王陛下のお気に入り」
- 「グリーンブック」
- 「ROMA/ローマ」
- 「アリー/ スター誕生」
- 「バイス」
監督賞
- アルフォンソ・キュアロン「ROMA/ローマ」
- ヨルゴス・ランティモス(「女王陛下のお気に入り」)
- スパイク・リー(「ブラック・クランズマン」)
- アダム・マッケイ (「バイス」)
- パヴェウ・パヴリコフスキ(「COLD WAR あの歌、2つの心」)
主演女優賞
- ヤリッツァ・アパリシオ (「ROMA/ローマ」)
- グレン・クローズ(「天才作家の妻 -40年目の真実-」)
- オリヴィア・コールマン(「女王陛下のお気に入り」)
- レディー・ガガ(「アリー/ スター誕生」)
- メリッサ・マッカーシー(「Can You Ever Forgive Me?(原題)」)
主演男優賞
- クリスチャン・ベール(「バイス」)
- ブラッドリー・クーパー(「アリー/ スター誕生」)
- ウィリアム・デフォー(「永遠の門 ゴッホの見た未来」)
- ラミ・マレック(「ボヘミアン・ラプソディ」)
- ヴィゴ・モーテンセン(「グリーンブック」)
助演女優賞
- エイミー・アダムス(「バイス」)
- マリナ・デ・タヴィラ(「ROMA/ローマ」)
- レジーナ・キング(「ビール・ストリートの恋人たち」)
- エマ・ストーン(「女王陛下のお気に入り」)
- レイチェル・ワイス(「女王陛下のお気に入り」)
助演男優賞
- マハーシャラ・アリ(「グリーンブック」)
- アダム・ドライバー(「ブラック・クランズマン」)
- サム・エリオット(「アリー/ スター誕生」)
- リチャード・E・グラント(「Can You Ever Forgive Me?(原題)」)
- サム・ロックウェル(「バイス」)
脚本賞
- 「女王陛下のお気に入り」
- 「魂のゆくえ」
- 「グリーンブック」
- 「ROMA/ローマ」
- 「バイス」
歌曲賞
- 「オール・ザ・スターズ」 (「ブラックパンサー」)
- 「I’ll Fight」 (「RBG(原題)」)
- 「The Place Where Lost Things Go」(「幸せのありか」) (「メリー・ポピンズ リターンズ」)
- 「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」(「アリー/ スター誕生」)
- 「When a Cowboy Trades His Spurs for Wings」 (「バスターのバラード」)
作曲賞
- 「ブラックパンサー」
- 「ブラック・クランズマン」
- 「ビール・ストリートの恋人たち」
- 「犬ヶ島」
- 「メリー・ポピンズ リターンズ」
長編アニメ賞
- 「インクレディブル・ファミリー」
- 「犬ヶ島」
- 「未来のミライ」
- 「シュガー・ラッシュ:オンライン」
- 「スパイダーマン:スパイダーバース」
外国語映画賞
- 「Capernaum(原題)」(レバノン)
- 「Girl(原題)」(ベルギー)
- 「Never Look Away(原題)」(ドイツ)
- 「ROMA/ローマ」(メキシコ、アメリカ)
- 「万引き家族」(日本)
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