先月ヘリコプター事故でこの世を去った元NBAのスター選手のコービー・ブライアントと、娘ジアナちゃんのための追悼式が米ロサンゼルスにて開催され、妻のヴァネッサ・ブライアントさんが涙ながらにスピーチを行った。
コービーの妻ヴァネッサさんのスピーチ
米時間1月26日(日)、コービー・ブライアントが乗っていたヘリコプターが米ロサンゼルス・カラバサスの丘に墜落し、41歳という若さでこの世を去った。またその時ヘリコプターには、13歳の娘ジアナちゃんも同乗していたが、コービー、ジアナちゃん、パイロットら含む計9人全員が亡くなったことが明らかになった。
追悼式は、ジアナちゃんの背番号である「2」と、コービーの背番号の「24」を合わせた2月24日に、コービーの所属チーム「レイカーズ」の拠点である、ステイプルズ・センターにて執り行われ、2万人もの人が集まった。
拍手喝采の中登場したヴァネッサさんは、冒頭から涙をこらえた様子で何度も深呼吸。まずは“サンシャイン”と呼ぶ娘のジアナちゃんに対してメッセージを送った。
ジアナへ
「ジアナはいつでも思慮深く、毎日朝と夜私にキスをしてくれました。彼女のキスがどんなに私達にとって大切か、彼女は知っていたのです。パパっ子だったけど、ママも愛してくれていることを知っています。私の親友でもありました」
「彼女の笑顔は太陽の光(サンシャイン)のようでした。顔は私にそっくり。コービーは、ジアナは私そのものだといつも言っていて、性格や情熱的なところも似ていました。心が優しく愛情深かった。笑い声は最高でした。伝染するような笑い方で、ピュアで本物でした」
「彼女は私の毎日を明るくしてくれました。彼女の美しい顔を見られないことが寂しいです。いつも善人であり、正しい選択をする頼れる人でした」
「結婚式で、彼女の素晴らしい姿を見ることはもうできません。わが娘がバージンロードを歩き、父と娘のダンスを見たり、私と娘で踊ったり、彼女の赤ちゃんを見ることは絶対にできないのです」
「彼女はWNBA(女子バスケットボールリーグ)の最高の選手になったでしょう。彼女はスポーツ界における女性の立場に変化をもたらすことができたでしょう」
コービーへ
「彼は愛情深くロマンティックで、常にロマンスを大切にしていました。私達は完璧に“不完全”な二人で、家族を作り素晴らしい女の子たちを育てていました」
「彼は亡くなる数週間前、“家族の時間をもっと増やしたい”というメールを私に送ってくれていました。でもこうなった今、それをすることはできなくなってしまった。日々やるべきことをこなすのにとても忙しかったのです。でも彼がそうメールをしてくれたことが本当に嬉しかったです」
スピーチの最後には「神は彼ら(コービーとジアナ)が離れられないと知っていて、二人を一緒についれていったのでしょう。また会う日まで、あなた達二人が安らかに眠っていますように。ふたりとも愛してる、ずっと恋しいよ。マミーより」と語ったヴァネッサさん。途中涙で話せなくなりそうになると、会場から応援の拍手が湧き上がり感動的なスピーチとなった。
また追悼式では、歌手のビヨンセが登場。ビヨンセは「私はコービーのことが大好きだからここにいます。彼のお気に入りだった曲を披露します。みなさんも一緒に歌ってほしいです。彼に愛が届くように」と言うと、コービーが好きだったという自身の楽曲「XO」と「Halo」を時折涙を浮かべながら、魂を込めて歌い上げた。
💜💛 @Beyonce pays tribute to Kobe and Gigi Bryant with a couple of his favorite songspic.twitter.com/VTpNGNnZ2j
— FOX Sports (@FOXSports) February 24, 2020
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