感染拡大が世界中に広がる新型コロナウイルス。海外でマスク姿は日本のように一般的ではない中、海外のセレブたちもマスクを使用しはじめたようだ。
『10日間で男を上手にフル方法』や『ブライダル・ウォーズ』などで知られる人気女優のケイト・ハドソンがインスタグラムにマスク姿を投稿。
「旅行2020」と綴られたこの投稿では、ケイト・ハドソンがマスクをして飛行機の機内らしき場所にいるのがわかる。
また、『アイアンマン』シリーズで知られる人気女優グウィネス・パルトローは「パリへの旅」とアマゾンで購入したマスクを着用した写真をインスタグラムに投稿した。また「すでに映画の中ではこの状況にいたわ。安全に。握手はしない。頻繁に手洗いをする」ともコメントしている。
実は、グウィネス・パルトローが出演したアメリカのスリラー映画『コンテイジョン(原題:Contagion)』は、今回の新型コロナウイルスの拡散のしかたと似ていると話題になっている。そのためグウィネスは、この映画でも見受けられる「握手はしない」などの予防法を注意喚起として綴ったようだ。
『コンテイジョン(原題:Contagion)』は、中国で生まれたウイルスが世界中に広がり、大混乱につながるストーリーとなっており、今回発生した新型コロナウイルスとケースが似ている。そのため、1月28日火曜日にはiTunes映画のレンタルチャートで10位にランクインした。10年前の作品が急上昇し、ランクインすることは珍しい偉業であるという。
新型コロナウイルスは、エンターテイメント業界に大打撃を与えている。これまで、トム・クルーズ主演の人気映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作の撮影が新型コロナウイルスの影響で中断されることが発表された。ほかにも、全世界待望の「007」シリーズ25作目で、前作『007 スペクター』から実に5年ぶり最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の中国のプレミアもキャンセルとなり、『ソニック・ザ・ムービー』の公開が中国で延期になるなどしている。果たして、新型コロナウイルスの影響はどこまで、いつまで続くのだろうか・・・。
現時点(2月27日)で、中国と日本以外で新型コロナウイルスの感染者が確認された国と地域は43に上り、感染者は合わせて2637人。日本でも、WANIMAやEXILEなど人気アーティストのコンサートが中止になるなど、影響が広がっている。