ポップ界の女王に君臨する歌手、マライア・キャリーが、音楽界最高峰の賞であるグラミー賞を皮肉るコメントをしたことが話題となっている。
過去にリリースした楽曲は多くのヒットを記録し、5オクターブもの音域をもつその声はあまりにも有名である歌手のマライア・キャリー。クリスマスになると街中が彼女の楽曲「恋人たちのクリスマス(原題:All I Want for Christmas Is You)」で溢れかえることになる。
しかしながら、彼女は自身が持つグラミー賞の受賞数には納得がいかないようだ。先日マライアはツイッターを更新。グラミー賞について示唆し、ファンもそれを支持した。
マライアは、自身の子供と撮影した「TikTok」動画を投稿。動画内では得意のホイッスルボイスを披露している。相変わらずの歌唱力もさることながら、さらさらのストレートヘアに黒のロングドレスというエレガントが出で立ちもとても美しく、魅力的なものだった。
When your daughter wants to do a #highnotechallenge https://t.co/nKX39P6Ezl pic.twitter.com/d3pVX70oVr
— Mariah Carey (@MariahCarey) February 25, 2020
ファンはこの動画に「マライアって、いつもまるでグラミー賞を受賞した時のようなドレスを着てるわね」とコメントした。するとマライアはこのコメントを引用し、ファンに以下のようにツイートした。
「グラミーの主催者も、そんなふうに思ってくれればいいんだけれど」と。このツイートには現在23万件以上の「いいね」がつき、24000リツイートを記録している。
If only they felt the same way lol https://t.co/jdLfRDE0dn
— Mariah Carey (@MariahCarey) February 27, 2020
マライアは、グラミー主催者が彼女の楽曲を軽くあしらったことを根に持っているのか。マライアのこのツイートは何を意味しているのか。
ファンの多くは、マライアとグラミー主催者との間にある長年の確執に関連していると気づいているようだ。
これまでマライアは5度のグラミーを受賞している。しかしファンにとっては、これまで多くのアルバムをリリースしてきたマライアが、わずか5回しかグラミーを受賞していないというのは納得のいかないことなのだ。
マライアのファンの1人は、「あなたはもう伝説よ。グラミーなんて必要ないわ」とコメント。他にもファンたちからは「グラミーは、マライアのことを軽く扱いすぎているわ。5つなんて少なすぎる。デビューアルバムだけでも5つ以上受賞できるわ」「あなたのことを軽く扱うグラミーなんて、もう興味ない。いずれ崩壊するわよ」「マライア、あなたにはあんな詐欺みたい(Scammy)な賞ふさわしくない。みんなわかってるよ」といったコメントが続々と投稿されていた。どのコメントにも、「女王」や「伝説」といった言葉が添えられており、マライアのファンの支持の厚さが見て取れる。
多くのファンが、これまでのマライアの功績をグラミー主催者が認めていないことに疑問を感じていた。中には「Butterfly」や「Caution」「Daydream」といった具体的なアルバム名を挙げてまで、彼女がグラミー賞にふさわしいことを主張する者もいた。