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ハーヴェイ・ワインスタイン、ジェニファー・アニストンは「殺されればいい」! ハリウッドの重鎮に助けを求めていたことも明らかに

ジェニファー・アニストンとハーヴェイ・ワインスタイン NEWS
ジェニファー・アニストンとハーヴェイ・ワインスタイン

強姦罪などの罪で訴えられていた元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン(67)が、女優のジェニファー・アニストンについて「殺されればいい」と言及していたことがわかった。

かつてハリウッドの大物プロデューサーの一人で、アカデミー賞などでは何度も賞を受賞してきたハーヴェイ・ワインスタイン。アメリカの巨大映画会社である「ミラマックス」を設立、映画『英国王のスピーチ』『恋に落ちたシェイクスピア』など数々のヒット映画を生み出すなど、業界の重鎮的存在であった。

しかし、2017年10月5日、ニューヨーク・タイムズが報道した記事によって、彼が複数の女優や女性従業員に、度重なるセクハラ行為を約30年も続けてきたことが明らかになったのだ。これがキッカケで「#MeToo(私もです)」「#TimesUp(終わりにしよう)」といった、セクハラに立ち向かう新たな運動が始まり、リース・ウィザースプーンナタリー・ポートマンなど大物女優ら300人以上が賛同を表明し、その活動は現在も続いている。

Vanity Fairによると、2017年にNational Enquirer誌はドラマ「フレンズ」などで知られる女優のジェニファー・アニストンも「ワインスタインのセクハラの被害を訴えている」といった内容の記事を制作。しかし実際にはこのような事実はなく、当時のジェニファーの代理人も「これはフェイクニュース」と認めているため、ガセネタであった。

だがこのNational Enquirerの報道を知ったワインスタインは憤慨したのか、同誌に対し「彼女は殺されるべき」と過激なメールを送っていたことが、今回公開された1000ページ以上もの裁判書類から明らかになったのだ。

またこの書類からは、弟のボブ・ワインスタインがハーヴェイへ送った批判メールの内容も明らかに。ボブは「お前の残忍でモラルのない、非人道的な行為に生涯の賞を送られるだろう。本当の地獄が存在することを祈る・・・それがお前の住む場所だ」と実兄に送っていた。

セクハラ告発を受け、自身が共同出資していた会社から解雇されたワインスタイン。その際はハリウッドの重要人物に助けを求めるメールも送っていたよう。米大手テレビ局NBC ユニバーサルの副会長ロナルド・メイヤーやAppleの最高経営責任者のティム・クック、ネットフリックスのコンテンツオフィサーのテッド・サランドス、アマゾン創設者ジェフ・ベゾスなどに対し「うちの重役たちが俺を解雇しようと考えてる。お願いしたいのは、きちんとしたセラピーやカウンセリングを施設かどこかで受ける間休みがほしい。セカンドチャンスをください」と連絡をしていたことが明らかとなった。

複数の女性への性的暴行などの罪で起訴されていたワインスタインは2月24日、2年に渡る裁判の末アメリカ・ニューヨークの裁判所にて、元社員のミリアム・ハーレイの第1級違法性性行為と、女優のジェシカ・マンに対する第3級強姦罪で有罪判決が言い渡された。

ワインスタインは5年から25年の禁固刑になるというが、量刑は3月に言い渡されるという。また、終身刑の可能性があった最も深刻な略奪的性的暴行罪では無罪となった。さらにワインスタインはロサンゼルスでも4つの罪で起訴されているという。

これを受け「Time’s Up Foudation」のCEOで弁護士のティナ・チェンは、「この裁判は、自らの危険を冒してまでも声を上げたSilence Breakers(沈黙を破った人々)だけでなく、職場でのハラスメント、虐待、暴行の全てのサバイバーにとって、正義の新しい時代を示しています」とコメントしている。

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