人気SF映画シリーズ『スター・ウォーズ』より、小説のみで語られている意外と知られていない超重要な事実をご紹介する。
去年の12月、『スター・ウォーズ』シリーズの最新作で、スカイウォーカー・サーガの最終章となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開。そこで死んでいたはずの旧帝国軍の皇帝パルパティーンが復活したり、主人公レイの両親についてついに明らかになるなど、驚きが多かった。しかし複雑なストーリーの中で、完全に説明されていない部分もあり困惑するファンも。
そんな中、小説版『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が3月17日に発売される。今回は過去の小説版も含め、これまであまり知られていない事実をまとめた。
ルーク・スカイウォーカーはレイアにメロメロだった
シリーズ第一作目の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の小説版には、主人公ルークがレイアに対しかなり入れ込んでいる様子が描かれている。また別の小説「Star Wars: From the Adventures of Luke Skywalker」ではルークがレイアに夢中になりすぎて、反乱軍のことやハン・ソロとのアドベンチャーのことなどがどうでもよくなっていたと書かれている。この後に、ルークとレイアは双子の兄弟であったことが明らかになる。
パルパティーンがヨーダを無駄にディスる
『エピソード6/ジェダイの帰還』の小説版では『エピソード5/帝国の逆襲』でルークがヨーダに徹底的な訓練を受けているのを知ったパルパティーンが、ヨーダの独特な喋り方を真似するというシーンがあるそう。あの偉大なシスのパルパティーンがモノマネをする場面は、想像しただけでも笑えそうだ。
レイの父親はパルパティーンのクローンの失敗作
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の小説版では、パルパティーンがEP6の『ジェダイの帰還』でダース・ベイダーによって殺された後もクローンの体を用意し、肉体を維持していたことが明らかになっている。さらに別にも自分のクローンを作ったが、これはフォースの力を持たない“失敗作”に終わった。しかしこのクローンは、一般的に見ると完全に普通の人間であり、後に彼がレイの父親となったことがわかった。
少年時代のアナキンはあの賞金稼ぎをボコボコにしていた
EP4でハン・ソロの首を狙ったが返り討ちにあい殺されたキャラクター、グリード。実は彼、EP1の『ファントム・メナス』の小説版にも少年として登場している。惑星タトゥイーンにて行われていたポッドレースに参加し、優勝した少年アナキン・スカイウォーカーにグリードが言いがかりをつけケンカになったのだがアナキンに完敗。このシーンは映画版のためにも撮影されたのだが、劇場公開の際に削除されてしまっていた。
ハン・ソロを襲おうとするグリード
https://twitter.com/DonavonBray/status/1235712400697016320
ジャバ・ザ・ハットがレイアの唇にキスをする
『ジェダイの帰還』で登場した悪役ジャバ・ザ・ハット。レイアを人質としてとらえたジャバは彼女に鎖をつけ、奴隷として扱っていた。小説版ではなんとジャバがレイアの唇にキスを無理やりするといった場面が描かれている。想像するとかなり気持ちが悪く、映画で再現しなかった理由もわかる気がする。
唇の大きさが違いすぎ?
Diego Luna Is Haunted By His Thirst for Jabba the Hutt March 08, 2020 at 01:21AM pic.twitter.com/7zFazcwAww
— gamerskick (@gamerskick) March 7, 2020
レイアのフォース、実はオビ=ワンと同等の強さだった
EP8『最後のジェダイ』でレイア・オーガナ将軍は、宇宙空間を生身で移動する通称“フォース・フライト”を見せ、彼女のフォースの強さにファンは驚いた。しかしこの前のEP7の『フォースの覚醒』小説版ではレイアがホズニアン星系の破壊を、フォースを通じて感じている。ルークの師匠であったオビ=ワン・ケノービも、レイアの出身惑星であるオルデランの破壊をフォースで感じ取ったことがあり、レイアのフォースの強さがうかがえる
約43年間続いたスカイウォーカー家の物語。小説やアニメ・ドラマ版、スピンオフ、ゲームなども含めるとかなり複雑であり、まだまだ多くの人が知らないこともあるようだ。