NEWS

強姦罪などの罪で有罪判決を受けた元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン、禁錮23年の量刑が言い渡される

ハーヴェイ・ワインスタイン NEWS
ハーヴェイ・ワインスタイン

強姦罪などの罪で有罪判決を受けた、元大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン(67)が、禁錮23年の量刑が言い渡されたことが明らかになった。The Hollywood Reporterなど各メディアが報じている。

かつてハリウッドの大物プロデューサーの一人で、アカデミー賞など各アワードで何度も賞を受賞を果たしてきたハーヴェイ・ワインスタイン。映画『英国王のスピーチ』や『恋に落ちたシェイクスピア』など数々のヒット映画を生み出すなど、業界の重鎮的存在であった。

しかし、2017年10月5日、ニューヨーク・タイムズが報道した記事によって、彼が複数の女優や女性従業員に、度重なるセクハラ行為を約30年も続けてきたことが明らかに。その後アンジェリーナ・ジョリーカーラ・デルヴィーニュといった有名女優が次々と被害を告発。その被害者の数は80人以上にものぼり、「#MeToo(私もです)」や「#TimesUp(終わりにしよう)」といった、セクハラに立ち向かう新たな運動が世に広まった。

2月24日ワインスタインは、2年に渡る裁判の末、アメリカ・ニューヨークの裁判所にて、5件の罪状のうち2件の元社員のミリアム・ハーレイの第1級違法性性行為と、女優のジェシカ・マンに対する第3級強姦罪で有罪判決が言い渡された。

そして3月11日、最高裁判所判事ジェームズ・バークにより、懲役23年の量刑が言い渡された。ハーレイさんへの罪で20年、マンさんへの罪で3年で、計23年だという。ハーヴェイはニューヨークの刑務所にて23年過ごすことになる。

ワインスタインの弁護士は彼の年齢が67歳という高齢であることや、持病を抱えていることから、生きて刑務所から出られないことについても反論し、さらに量刑に対し「私たちは公平性を探しましたが、手に入れることはできませんでした」と語っている。

裁判でワインスタインは、女性たちとの関係は合意の上だったと反論し「この状況に私はとても後悔しています。心の奥底からそう感じています。これからは他人への思いやりを持ち、よりよい人間になるために時間を使いたい」と反省の意を伝えたが、バーク判事は「これは最初の有罪判決ですが、あなたが犯した最初の犯罪ではありません」と言い渡し、刑期の理由を述べた。

tvgrooveをフォロー!