エレン・デジェネレスが司会を務める人気トーク番組「エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)」が、来週の3月16日から無観客で収録することがわかった。米Varietyが報じている。
新型コロナウイルスが米国中に広がる中、テレビ番組の制作を続けるために今回の案が決定したという。広報担当者は「新型コロナウイルスのアウトブレイクが急速に変化し、同番組に参加する観客を懸念し、参加を一時的に停止いたします」とコメントした。また、収録や配信のスケジュールには影響しないという。
司会を務めるエレン・デジェネレスはツイッターを更新し、「今のところ収録はスタジオの観客なしで収録することになった。スタジオに来ることを楽しみにしていた人たち、本当にごめんなさい。でもファンやスタッフ、そしてクルーたちの健康のために決断したことなの」と心境を明らかにした。
I have some news. For now, I’ll be shooting my show with no studio audience. To everyone who was looking forward to coming, I'm so sorry. But I’m doing this for the health of my fans, my staff & my crew. (It has nothing to do with a warrant for my arrest in the state of Florida.)
— Ellen DeGeneres (@EllenDeGeneres) March 12, 2020
また、「エレンの部屋」と同様、「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」や「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」などの人気トーク番組も予防策として無観客での収録を行うという。
新型コロナウイルスの脅威ははかり知れず、人気俳優のトム・ハンクスが感染し、米人気ドラマ「リバーデイル」の撮影が中断、さらには毎年4月に開催される米大規模フェス「コーチェラ・フェスティバル」も、ヘッドライナーが決定していたにもかかわらず開催を10月に延期するなど、エンターテイメント業界に大打撃を与えている。