人気SF映画シリーズ『スター・ウォーズ』の最新作で、去年12月に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。同作で故キャリー・フィッシャーの映像は、娘のビリー・ロード(27)が務め、その撮影風景が初公開された。朝の情報番組「Good Morning America」が公開している。
【動画】Billie Lourd talks about her mom Carrie Fisher in new ‘Star Wars’ documentary l GMA
キャリー・フィッシャーは、『スター・ウォーズ』のレイア姫役として一躍スターとなり、旧三部作(エピソード4~6)と2015年から公開されたエピソード7~9まで出演を果たした。またキャリーは2016年12月、ロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機内で心臓発作を起こし緊急入院。一時は一命をとりとめたものの、その4日後にこの世を去った。
最新作のエピソード9となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の撮影に参加することはできなかったキャリーだが、エピソード7の『フォースの覚醒』で撮影した未使用の映像を使ったり、またキャリーの娘で、同作に出演しているビリー・ロードが、キャリーの代わりも演じ、今回その撮影風景が初公開された。
公開された映像では、どのようにCGや合成が行われたのか、また映画の中で、若いころのルーク・スカイウォーカーとレイアがトレーニングをするシーンも、ビリーが務めていたようだ。
母の役を演じたビリーは、「これはまさに母からの贈り物、または彼女が映画の主役にするように私たちにそうさせたんだわ。おそらくどっちもね!帰ってくるのは信じられないほどで、痛みや、非現実的で、おそらく全ての形容詞を感じたわ」と、母の映像がよみがえることの心境を明かした。
さらにビジュアル・エフェクトのスーパーバイザーであるパトリック・トゥバッチは、「ビリーは母を演じていたんだ。それは心を打つものであり、誰も軽視したりはしなかったよ。ビリーは喜んで母のやめに演じてくれた」「私たちにとってもよろこばしいことでした。もし誰かがキャリーを演じるとして、それがビリーなら最高ですからね。キャリーとビリーにはたくさん似ている部分があり、私たちはそれを引き出すことができました」と明かしている。
このドキュメンタリーは、3月17日にリリースされるデジタル版『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に収録されている。