先日コロナウィルスに感染していると発表した、米俳優のトム・ハンクス(63)と妻で女優のリタ・ウィルソン(63)。なんとトムの感染を、人気コメディアニメの「ザ・シンプソンズ」が予想していたのでは話題となっている。
トム・ハンクスがゲスト出演の「ザ・シンプソンズ」
トム・ハンクスは、現在新作映画の撮影のため、妻のリタ・ウィルソンと共にオーストラリアに滞在。風邪のような症状が出て、検査したところ新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかにし、現在は隔離されていると綴った。
感染を報告したハンクス夫妻
先日パンデミック宣言も出されたコロナウィルスの被害者となってしまったトム・ハンクス。なんと彼自身がゲスト出演した「ザ・シンプソンズ」の過去の映画で、似たようなストーリーが起こっているというのだ。
その映画は2007年公開の『ザ・シンプソンズ MOVIE』。同作では環境汚染が進んだスプリングフィールド(物語の舞台)にある湖が、強烈な汚染物質を撒き散らし始め世界をパンデミックに陥れたため、街全体をドームで覆い隔離される。外界と遮断されたスプリングフィールドは、雨もふらず風も吹かない地獄へと化した。
同作でトムは本人役の声優として登場。信頼性を失った政府のために「新たなグランド・キャニオン」を宣伝する。彼は「米政府は信頼性を失ったため、僕の力を頼っている。なので新しいグランド・キャニオンについてお知らせします。僕はトム・ハンクス、みんな政府を信じてみましょう」と、政府側についている。
また新たなグランド・キャニオンのCMの後、トムは「僕はトム・ハンクス。僕を直接見かけたら、近づかないでね」と、汚染物質に感染しているため隔離される必要があるといった皮肉ジョークをはなっているのだ。
13年前に描かれたこのアニメのストーリーと現在の世界の状況、またトムが感染しているといった内容が今まさに現実となっており、これに気づいたネットは「またシンプソンの予言が現実になった」などと大騒ぎしている。
ザ・シンプソンズはこれまでにも、ドナルド・トランプがアメリカの大統領になることや、元NBA選手のコービー・ブライアントの死などを過去にドラマ内で描いており、奇妙な一致が多い。今回のトム・ハンクス感染の内容も、ザ・シンプソンズの謎をさらに深めた・・・?