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「ゲーム・オブ・スローンズ」エミリア・クラーク、ドラマ最終回にイライラ!? 「ファンから不満の声が上がったのも理解できる」

エミリア・クラーク FILMS/TV SERIES
エミリア・クラーク

大人気ファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。その最終回については、みんなが納得する結果にはなっていないようだ。ファンから不満が出ただけでなく、最終シーズンの取り直しを希望する署名活動まで行われたほどだ。出演者でデナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラークも、ドラマのエンディングのあることにイライラしているそう…。

「ゲーム・オブ・スローンズ」で一躍時の人となった女優のエミリア・クラークは、先日「The Sunday Times」誌のインタビューに答え、ドラマの最終回とファンから寄せられた声について語った。

「ドラマが終わったとき、まるで砂地から抜け出したような気分だったわ。全てにおいて奇妙な感じだったの。ファンから不満の声が上がったのも理解できる」と明かし、インタビュアーに「あなた自身も、不満が上がるだろうと予想していたということ?」と聞かれると「最初に台本を読んだ時から疑問は感じていたわ。でも、人がどう言おうと気にしないつもりで演技に打ち込んだの。ただ、ファンがどう思うかについては、いつも気にかけていた。なぜなら、視聴者あっての私たちだもの。見てくれる人がいるから、私たちが活かされるのよ。だからファンには敬意を払わないといけない。そうでしょ?」と語っている。

なお、物議をかもした最終回のあらすじは以下のとおりだ。

(※ネタバレ注意)

鉄の玉座に座るものは誰もいなかった。ドラゴンの母デナーリス・ターガリエンが愛する甥のジョン・スノウに殺された後、彼女のドラゴンが燃やしてしまったからだ。その後、ウエスタリオンのリーダー達はブラン・スタークを新しい王に指名し、サンサ・スタークには北部の独立を指揮官に任命され、物語は幕を閉じた。

インタビューの最中、エミリアは自身が演じたキャラクター、デナーリスへの想いを口にした。

「ずっとデナーリスのことを想いながら演じてたわけだけど、デナーリスを殺したジョン・スノウに対して、『どうして罪に問われないの!?』って思ったわ。そこは納得いかなかった。人の命を奪ったのにね」と笑った。また、最終回という短いエピソードの中ににいろいろ詰め込みすぎたのではないかと語り、もう少し時間があれば、より良いものが作れたと付け加えた。

また、ジョン・スノウを演じたキット・ハリントンは、昨年の「Esquire」誌のインタビューにて、ファンの反応について「ファンからの不満を批判するつもりはないんだけど、批評家が1時間半もかけてこの最終回についてグダグタ書いたりしてることは、あまり気にしてないんだよ。『だから何?』って感じで。だって、このドラマを作り上げるのに、どれほどの労力が費やされたか知ってるから。スタッフがプレッシャーに押しつぶされそうになっている中、寝ずに作業していたことも知ってるんだ。彼らはこのドラマをとても大切にしてる。キャラクターのこともね。視聴者をガッカリさせたくないっていう気持ちも、とても強いんだ。だからどんなに不満があったとしても気にしないよ。スタッフの努力を目にしてるからね。最後に、ぼくら以上のドラマファンはいないよ。ぼくたちはベストを尽くした。最終回を迎えられて幸せだよ。」とコメントしている。

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