ドラマ「HAWAII FIVE-0」や「ロスト」など出演で知られる韓国系俳優のダニエル・デイ・キム(51)が、新型コロナウイルスに感染したことを自ら報告した。
CNNによると、ダニエル・デイ・キムはインスタグラムに約10分もの長い動画を投稿。そこで、先日米ニューヨークでドラマ「ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ」を撮影していたが、コロナウィルスの影響により、撮影が一時中断したことを明かしたダニエル。彼は撮影がなくなったため、ニューヨークから家族の住むハワイへ向かったのだが、フライトの途中で喉に違和感が出てきたという。
ハワイに戻ったダニエルは自主隔離をしたが、次第に息苦しい、体が痛い、熱などの他の症状が出てきたという。
医者に勧められ、ホノルルのドライブスルー形式の検査を受けたダニエル。その結果、陽性と診断され新型コロナウイルスに感染していることがわかった。
彼は現在家族とも離れて生活しているといい、ハワイに戻った後は検査のため一度だけ外出したと話している。また入院はしておらず、薬も飲んでいないという。自宅で十分に休養と水分を取っているそうだ。
動画では「100%に近いくらい元気だよ」と、感染が分かった後でも元気だと笑顔で話した。
キャプションには「僕の症状は深刻ではなさそうだけど、もし誰かの役に立てたらと思って僕の体験談をシェアすることにしたよ。みんなが安全で、冷静で健康でいられますように」と、コロナ感染を報告した理由を明かしている。
またダニエルは、新型コロナウイルスにより頻発している人種差別に関し「そう、僕はアジア人だし、コロナにも感染している。でも感染したのは中国でじゃない。アメリカでうつったんだ。ニューヨークでね。政治のリーダーがこのウイルスをなんと呼びたいかはさておいて、人々が病気になったり死んだりしている中で、ウイルスがどこから来たかなんて重要じゃない」と言及。米トランプ大統領が、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことを批判した。
ダニエルは最後に「お互いに優しくしよう。そしてトイレットペーパーを買い込むのをやめよう。マジで。みんなどこまでいじ汚くなっちゃうの?」と、買い込みをやめようと呼びかけた。