アメリカを代表するロックバンド、ボン・ジョヴィ。ボーカリストのジョン・ボン・ジョヴィ(58)が、現在流行している新型コロナウイルスで大変な思いをしている人々への応援ソングを作ったのだが、曲を完成させるためにファンの力を貸してほしいと求めた。
ジョン・ボン・ジョヴィは3月22日、インスタグラムに動画を投稿。そこで彼は「今は大変な時期だよね。未知の領域、わからないことばかり」と、新型コロナウイルスが世界を恐怖に陥れている現状を語った。しかしジョンは「ひとつ確かなことがある。僕たちはこれを乗り越えるんだ。だから僕は得意なこと、つまりギターを持って座って、歌詞を書いたんだ。君の一日が明るくなればいいなと思ってね」と、大変な想いをしている人々のために曲を書いたと明かした。
さらに「この曲を、みんなで一緒に作るっていうアイデアはどうかな?サビとAメロは僕が決める。だけど後半は君たちのストーリーを歌ってほしい。今どんなことに直面しているか教えて」と、それぞれが抱えている不安を歌詞に入れると話した。
今回の楽曲タイトルは「Do What You Can」といい、“できることをやろう”という意味。ジョンはギターを片手にAメロとサビを弾き語りし「今夜ボーダーが閉鎖される/学校も休校/小さな町の店は全て休業/最後の給料明細が来る」などといったリアルな歌詞を歌った。
曲の後半は「君の詩」と表示され、視聴者が自分の物語を歌えるようになっている。最後は「君の歌詞をコメントに投稿してね」と笑顔で話したジョン。コメント欄には「6歳の子供がいるシングルマザー。仕事がなく、学校もない」「最初は信じられなかった。でも日を追うごとに息ができなくなってきた」「70代でガンと闘っている母が心配」などと、それぞれが抱えている悩みが多く書き込まれている。
また、ボン・ジョヴィのメンバーでキーボードを担当しているデヴィッド・ブライアン(58)は3月21日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを告白している。