『スター・ウォーズ』続3部作で主人公として登場したレイ(デイジー・リドリー演)。彼女が『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のラストシーンで出したライトセーバーは、レイが自分で作ったものであったことが明らかになった。
去年の12月、『スター・ウォーズ』シリーズの最新作で、スカイウォーカー・サーガの最終章となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開。そこで死んでいたはずの旧帝国軍の皇帝パルパティーンが復活し、さらに主人公レイの両親についてついに明らかになるなど、驚きが多かった。しかし複雑なストーリーの中で、完全に説明されていない部分もあり困惑するファンも。
そんな中、小説版『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が3月17日に発売され、映画版では描ききれなかった詳細の多くが明らかになった。
レイは、続三部作では自分のライトセーバーを持っておらず、ルーク・スカイウォーカーが過去に使っていたセーバーを使用していたが、『スカイウォーカーの夜明け』の最後のシーンでついに自分の黄色いライトセーバーを取り出す。しかしこのライトセーバーはどこから来たものなのだろうか?
小説版ではライトセーバーに関してこのように書かれている。
「レイは作業台の上にある未完成のライトセーバーを見つめる。それはまだ使うのに十分ではない。そして彼女が骨身を削り修理したルークのセーバーは、彼女のものではない」
「いつか彼女がライトセーバー作りをマスターしたとき、彼女が以前(武器として)使っていた棒に似たようなものをデザインするかもしれない。持ち手の両側に刃のついたものだ。持ち運びやすくするため、真ん中にはちょうつがいもついているかもしれない」
『スター・ウォーズ』では、一人前のジェダイとなるためには自力で必要な部品を集め、フォースの導きに従って心中に浮かんだ設計図のみで、自分専用のライトセーバーを一から組み立てることが課題となっている。中には金属の柄の中にフォースと共鳴するカイバー・クリスタルが内蔵されているため、フォースを持つ者のみが使用できる。
映画版では描かれていなかったが、レイもこのジェダイになるためのトレーニングの過程で自分のライトセーバーを作っていたようだ。さらにダブルブレードのデザインを欲しがっていたことも明らかに。しかし映画で登場したレイのライトセーバーはダブルブレードではなく、一般的な形のものでった。
また内部にいれるカイバー・クリスタルを、レイがどこで手に入れたのかなどは小説版にも出てきていないが、ファンは「レイはルークとレイアのセーバーを解体し合体させ、自分用のセーバーを作ったのでは」などと予想している。