iPhoneに搭載されている音声アシスタント「Siri」の英語版に、「私はコロナウィルスに感染している?」と問いかけると、質疑応答形式で対策やアドバイスなどを提供するサービスが追加された。
CNBCによると、Appleは3月21日にSiriをアップデート。「私はコロナウィルスに感染しているか?(Do I have coronavirus?)」と問いかけると、Siriは「米疫病予防管理センター(CDC)と連携する米公衆衛生局」から得た回答を返すようになった。
最初の質問でSiriは発熱、乾いた咳、息切れなどの症状があるかどうかを尋ね、ユーザーは「Yes」か「No」と答える形式。結果として緊急通報用電話番号に発信するよう促したり、医療措置を求めるようアドバイスをするなど、その人の症状に合った対策を助言する。
Apple updated Siri to help people who ask if they have the #coronavirus pic.twitter.com/IPCrPlsAxf
— Orkhan Kerimov (@orkhano) March 23, 2020
このサービスは現時点でアメリカ、もしくは英語版Siriのユーザーのみが使用できる。日本でもSiriの設定を英語にしていればアドバイスをもらうことができるが、緊急用電話番号などはアメリカのものになっている。
またAppleの他にもフェイスブック、グーグル、マイクロソフトがコロナウィルスの情報をオープンにしている。アメリカ版フェイクブックは「コロナウィルス情報センター」をニュースフィードのトップに表示したり、グーグルも情報サイトを開始。マイクロソフトは世界中で感染者が出た国や地域、人数などをアップデートする「インタラクティブ・マップ」を開設。またCDCと共に「セルフチェック表」も開発した。