人気歌手のテイラー・スウィフト(30)と、長年確執のあるラッパーのカニエ・ウェスト(42)との間に起きた2016年の「Famous」騒動。先日、このやりとりをビデオに収めたフル映像がネット上に流出し、テイラーの主張が正しかったことが明らかになったが、ここにきて、カニエの妻でリアリティースターのキム・カーダシアン(39)が猛反論している。E!Newsなどが報じている。
2016年、カニエ・ウェストは、楽曲「Famous」をリリース。同曲は、カニエが長年確執のあるテイラーのことを「ビッチ」と呼び、さらに自分がテイラーを有名にしてやった、テイラーと性行為をするかもしれないといった過激な内容を含む歌詞で、テイラー関係者およびファンたちからバッシングを受けた。
のちにカニエの妻キム・カーダシアンが、被害者ぶるテイラーをバッシングし、テイラーから事前に許可はもらっていたとして、その時の会話の動画をスナップチャット上に公開。これによりウソをついていたのはテイラーだとされた。
しかしあれから4年たった3月20日(金)、当時のそのやりとりのフル映像がネット上に流出。フル映像では、テイラーは「ビッチ」という歌詞に関して許可はしていないのと、当時公開されたものはキムによって編集されたものであり、これにより世間は、やはりテイラーが正しかったとなった。
KIM K AND KANYE AND THE MOST DESPICABLE, GROSS AND MANIPULATIVE PEOPLE IN THE INDUSTRY THEY LIED ABOUT TAYLOR SWIFT IN 2016 AND THIS THREAD OF THE LEAKED PHONE CONVERSATION WILL SHOW YOU THAT. pic.twitter.com/jCw07z8Vpf
— anu 💜 SG N2🇸🇬 (@redligion) March 21, 2020
これに関しテイラーは、3月24日、インスタグラムのストーリーに今回の電話音声のリークに関して初めてコメントを投稿。テイラーは「あの電話について私がずっと真実を言っていたという事実が提供された(違法に録音され、“誰かさん”が私に罪を着せるために編集し、操作したせいで私の家族やファンが4年間も地獄のように苦しんだ)」と、テイラーはずっと真実を語っていたこと、また4年間とてもつらかったことを明かした。また、テイラーはビデオについては深くは触れず、現在コロナウイルスで苦しむ人々のためにWHO(世界保健機関)とFeeding Americaへの寄付の重要さを呼び掛けた。
📲 IG | Taylor via Instagram story https://t.co/PvHi3Fn469 pic.twitter.com/AoVCVsbmfQ
— Taylor Swift News (@TSwiftNZ) March 23, 2020
テイラーが真実をずっと言っていたということでこの件は収まるかと思いきや、世間の反応やテイラーの文章が気にくわなかったのか、ここにきて妻キムが再び猛反論し、長文をSNSに投稿したのだ。
キムは「テイラーはこの古いやりとりを再熱させることを選択したわ。数百万と言う本当の犠牲者の人々が現在直面している苦しみ(新型コロナウイルス)を考えると、これは非常に利己的であると感じる」「数日前はコメントする必要はないと感じていたのと、今もこんなことするの恥ずかしいし悔しい思いだけど、彼女はその件に関して話を続けているから、私は選択の余地なく応じさせてもらう。だって彼女はウソをついているから」と、ウソをついているのはテイラー側だと改めて主張し始めたのだ。
.@taylorswift13 has chosen to reignite an old exchange – that at this point in time feels very self-serving given the suffering millions of real victims are facing right now.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
I didn’t feel the need to comment a few days ago, and I’m actually really embarrassed and mortified to be doing it right now, but because she continues to speak on it, I feel I’m left without a choice but to respond because she is actually lying.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
さらにキムは「誤解のないように言わせてもらうと、これまで抱えていた唯一の問題は、テイラーは広報を通じて『カニエは許可を得るために電話してきたことは一度もない』とウソをついたことなの。誰も『ビッチ』という言葉が彼女の許可なく使われたということを否定しなかったわ」「彼らが話したとき、歌はまだ完全には完成はしていなかったけど、やりとりの映像を見てわかるように、テイラーのチームは、強く女性を嫌うようなメッセージの歌をリリースすることについて彼に警告し、彼女が断ったと言ったとき、彼女は声明の中で実際の会話の真実を操作したの」「そのウソというのは『ビッチ』に関してでは決してなくて、それは実際電話のやりとりがあったかどうかと、会話のトーンのことだったの」と、テイラー側とカニエ側の問題点に関する主張の食い違いが起きていたことを明らかにした。
To be clear, the only issue I ever had around the situation was that Taylor lied through her publicist who stated that “Kanye never called to ask for permission…” They clearly spoke so I let you all see that. Nobody ever denied the word “bitch” was used without her permission.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
At the time when they spoke the song had not been fully written yet, but as everyone can see in the video, she manipulated the truth of their actual conversation in her statement when her team said she
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
“declined and cautioned him about releasing a song with such a strong misogynistic message.”
The lie was never about the word bitch, It was always whether there was a call or not and the tone of the conversation.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
またキムは「私は映像を編集してはいません(これに関してもまた別のウソよね)。私はスナップチャットに要点をいくつか投稿しただけであって、最近流出したフル映像は、物語を変えてはいないわ」「加えて、アーティストとしてのカニエは、テイラーが最近公開したドキュメンタリーのように、彼の音楽における旅とプロセスを記録する権利があるの」と主張。
I never edited the footage (another lie) – I only posted a few clips on Snapchat to make my point and the full video that recently leaked doesn’t change the narrative.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
To add, Kanye as an artist has every right to document his musical journey and process, just like she recently did through her documentary.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
最後にキムは「カニエは彼の個人的なアーカイブのためにすべてのアルバム制作を記録しているけど、公共への開示のためにリリースしたことは決してなく、テイラーとカニエのやりとりはプライベートのものてはあったし、彼女がウソをついてなければゴミ箱行きだっただろうけど、私は彼を守らなければならなかった」「正直誰も気にしてないから、これについて話すのはこれで最後。この件でうんざりさせたみんなごめんなさい。みんなはもっと深刻で重要な問題(コロナ)に取り組んでいるのもわかっているわ」と書きづつった。
Kanye has documented the making of all of his albums for his personal archive, however has never released any of it for public consumption & the call between the two of them would have remained private or would have gone in the trash had she not lied & forced me to defend him.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
This will be the last time I speak on this because honestly, nobody cares.
Sorry to bore you all with this. I know you are all dealing with more serious and important matters.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) March 24, 2020
また4年越しに歌詞騒動が掘り返されて議論となってしまっているが、果たしてこの件は解決するのだろうか…。