人気歌手のアリアナ・グランデが、同じく歌手のデミ・ロヴァートの活動再開を陰ながらサポートしていることがわかった。
デミ・ロヴァートは以前よりドラッグやアルコール依存症との闘いをオープンにしており、2018年まで6年間クリーンな状態を保っていた。しかし2018年6月にリリースした楽曲「Sober」には「ママ、本当にごめんなさい。もう禁酒してないの。パパ、床にお酒をこぼした私をどうか許して」という歌詞があり、ファンは再び薬物やアルコールに手を出し始めてしまったのではと心配していた。そして、このリリース直後に薬物過剰摂取で緊急搬送され、その後はリハビリをするなどし、実質活動休止となっていた。
そんなデミは2019年、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデら超大物アーティストと手掛ける敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンと契約。当時彼女はSNSにて「みんな!今日、夢がかなったの。新しいマネージャーと契約しました。でも普通のマネージャーじゃないのよ、スクーター・ブラウンなの!」と喜びを隠さず発表した。
今回スクーター・ブラウンはアシュリー・グラハムのポッドキャスト「Pretty Big Deal」にゲストとして出演。そこで、実は当初デミと契約するつもりがなかったことを明かした。
彼は「ミーティングはするけど、契約はしないよとデミに言ったんだ。僕には他のアーティストもいて、手一杯だったからね。でもデミと会った後は『これはやらなきゃ。彼女は特別だ』って気が変わった」と、デミに直接会い担当することを決めたと語った。
さらに「今抱えている女性アーティストが2人いるから、彼女たちにまず相談しなくちゃいけないとデミに言ったんだ」と話したスクーター。その女性アーティストとは、アリアナ・グランデと、トリー・ケリーだ。
トリー・ケリーは、スクーターがデミを担当することに問題ないと返事をしたそう。アリアナはデミと直接会って話したいと言ったといい、後日デミとアリアナは二人でお茶をした。そのお茶の直後、アリアナはスクーターに電話で「これはやらなきゃいけない。デミは私達の家族よ。彼女は守られるべきだし、私の友達。チームに彼女がほしいわ。あなたに彼女を助けてほしい」と、スクーターのチームにデミを入れてほしいと後押ししたという。
晴れてスクーターと契約を交わしたデミは、今年1月のグラミー賞授賞式にてパフォーマンスをし圧巻の歌声を披露。涙を流しながら歌う姿に世界中が感動し、見事な完全復帰を見せた。
Watch Demi Lovato get a standing ovation after performing for the first time since her overdose scare https://t.co/j9Uthn8qH8 #Grammys pic.twitter.com/AcMfdsiq3i
— The Hollywood Reporter (@THR) January 27, 2020
それからもデミとアリアナは、仲良しな姿を頻繁に見せている。昨年8月のデミの誕生日に、彼女はアリアナのコンサートを鑑賞。コンサート前のバックステージでアリアナとダンサー、スタッフたちが円陣を組んで掛け声をかける場面では、この日だけ特別に「ハッピーバースデー、デミ!」と叫び、アリアナとデミがアツいハグをするステキな動画がこ公開された。