「ワン・ダイレクション」メンバーで、現在ソロアーティストとして活動しているハリー・スタイルズが、この新型コロナウイルス騒動によるアーティストたちの自宅待機は、多くの素晴らしい音楽制作につながっているだろうとコメントした。
ハリー・スタイルズは、3月26日朝に公開されたApple Musicのインタビューに登場。この日は収録スタジオからではなく、フェイスタイムでの出演であった。
先日、4月から開催予定であった世界ツアー「Love On Tour」を来年に延期することを発表したハリー・スタイルズ。ツアー延期もあり、最近では自宅待機を積極的に行っている姿をSNSに投稿している。
そんなハリーは「ツアーのために準備していたけど、今のタイミングでツアーを開催することは最も重要なことじゃない。それってすごくガッカリすることだよね」と、ツアー延期に失望していると話した。さらに「でも僕たちは、それぞれ孤立しているワケじゃない。世界中がこうなっている。全員が隔離されているから、『ああなんで私だけこんな目に遭うの?』っていう感じてもない」と、世界中で同じ問題を共有していると話した。
また、現在他の多くのアーティストも自宅待機を行っていることに関し「これ(自主隔離)によってたくさんのパワフルな音楽が生まれると思う。自分を音楽や映画などで表現する必要がある人々が、外界から離れ、じっと座って自分の頭だけで物事を考えているからね。それが音楽という形で表現されると良いなと思う。素直な楽曲がたくさん出るんじゃないかな、それって素晴らしいよね。だって特にこんな時期は、みんなも正直さがほしいと思うから」と、素直でパワフルな音楽が多く生まれるのではと予想をした。
ハリー・スタイルズといえば、ソロ第二弾となるアルバム「Fine Line」を去年12月13日にリリース。そしてアルバムを引っさげた世界ツアー「Love On Tour」を4月15日からイギリスのバーミンガムからスタートし、ドイツ、イタリア、フランスなどヨーロッパ各国をまわる予定であったが、新型コロナウイルスの影響を受け、来年に延期することを発表した。
ヨーロッパツアーの新たな日程は、2021年2月12日のイタリア公演からスタートし、ヨーロッパ各国をまわり計26公演を行う。