人気歌手レディー・ガガの父で、ニューヨークにあるレストラン「ジョアン・トラットリア」をはじめ飲食店を経営するジョー・ジャーマノッタが、資金を募ったところ炎上してしまった。
現在新型コロナウイルスが世界的に広がり、多くの人が感染。3月29日時点で世界での感染者は59万人を超え、死者は2万7000人に迫っている。またアメリカでも爆発的に感染者が増え、その数は10万人を超えている。
多くの人々が自宅待機を要請され、多くの企業や飲食店は経営難状態に。そんな中、ガガの父であるジョー・ジャーマノッタもこの苦境に立たされているようだ。
ジョーはコロナの影響を受け、従業員たちの解雇を余儀なくされ、また従業員に賃金を支払う代わりにクラウドファンディング「The GoFundMe」を立ち上げ、資金を調達するキャンペーンを開始したのだ。
ジョーはツイッターで「できる限りのことはしているが、今月で『ジョアン・トラットリア』を閉店しなければいけなかった。スタッフたちは財政面での支援が必要だ。もし私たちの従業員へ助けを差し伸べてくれたらとても感謝します」とツイートした。(ツイートはその後削除されている)
クラウドファンディングを立ち上げたジョーであったが、これがネット上で炎上し、キャンペーンは現在無効になってしまっているという。
キャンペーンでは、従業員の2週間分の給与をカバーするために5万ドル(500万ドル)を募ろうとしていたが、これにネット上の人々はバッシング。
ある人は「あなたは、おそらくあなたより貧しい人々にスタッフの給与を支払うように求めているわ」と書き込み、他にも「あなたはその額を支払えるでしょ」と、現在苦境に立たされている人々が数多くいる中、裕福なジョーが資金を募るのはおかしいと指摘。
さらにある人は「なぜ非常に裕福な娘(レディー・ガガ)に従業員に給与を払ってほしいと頼まないわけ?」と、数百億円レベルの資産があり、またレストランの共同所有者であるガガに頼まずに一般の人々に資金を募ろうとしていることについてもバッシングした。一部ファンたちは、父親の行動の責任はガガの責任ではないと主張している。
これらのバッシングを受け、ジョーはツイートを削除し、結局クラウドファンディング「The GoFundMe」は約6万円を調達したが、資金調達も取りやめとなった。この件について、ガガはとくにコメントは発表していない。