人気歌手のビリー・アイリッシュが、とある写真に「いいね」をしたことから一部のファンから批判を浴び、「ビリー・アイリッシュは終わった」などというハッシュタグが作られる事態となってしまった。
ビリー・アイリッシュが「いいね」をしたのは、「ワン・ダイレクション」のメンバーであるゼインとルイ・トムリンソンの写真が使用されたミーム(ネット上で多く拡散されるコンセプト。ジョークも多い)だ。そのミーム投稿には「動いていて、スナップチャットのフィルターが外れてしまったとき」という大喜利的な文章に、フィルターありの写真としてゼインが、フィルターなしの写真としてルイ・トムリンソンの写真が使われている。この画像はワン・ダイレクションの「You And I」のMVから切り取られたものだ。
#BillieEilishIsOverParty trends on Twitter after the “bad guy” singer liked THIS meme. pic.twitter.com/O8QCNziVkr
— Pop Crave (@PopCrave) March 29, 2020
これにビリーが「いいね」をしたようだが、それを発見した一部のファンが怒ってしまったよう。「#ビリー・アイリッシュは終わったパーティー」というハッシュタグが作られ、なんとトレンド入りまでしてしまった。
しかし彼女とルイを擁護するコメントも多く、「ルイに全く問題はないのに、いつもいじめられて可哀想」や、「ビリーのような、最も才能のあるスーパースターを誰も終わらせられないでしょう」「こんなハッシュタグ必要ない」と訴えた。
今回、ビリーからはコメントなどは出ていないが、今年2月に彼女は「インスタグラムのコメント欄を読むことを完全にやめた」と明かしている。ビリーは「本当に変だと思う。クールなことをやればやるほど、嫌ってくる人は増えるのよ。まさにクレイジーだね」と心境を明かした。「たくさんのトロール(troll=荒らし)がいるの。問題は、その人たちが面白いってことよ。だから誰もそれを止めないの。ジョークみたいなものね。誰かを笑わすために何でも言うのよ。私はそれが大きくなっていくのを経験した」とたくさんの荒らしがいることを語った。
これまでSNS上でのいじめにより、投稿を休止するセレブは多くいた。一時は「インスタの女王」と呼ばれた歌手のセレーナ・ゴメスも、ネット上のネガティブなコメントに悩み、今では自分のスマホにSNSアプリを入れていないことを明かしている。