ディズニーの大ヒット作『アナと雪の女王』でアナ役の声優を務めたクリステン・ベル(39)が、自身のキャリア初期には「充分に可愛くない」と言われ、傷ついたことを告白した。
クリステン・ベルは、2004年放送開始のテレビシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」にて、主人公ヴェロニカ・マーズ役に抜擢されブレイク。2013年に『アナと雪の女王』でアナ役の声優を務め歌声も披露し、全世界からの人気も獲得した。
そんなクリステンは今回、Vanity Fairのインタビューに登場。キャリア初期に受けたオーディションでは、彼女の才能よりも見た目についてフィードバックを受けることが多かったと語った。
「私は“どっちのカテゴリーにも充分な見た目じゃない”って言われたことを覚えてる。オーディションで『可愛い子を演じるほど可愛くないし、変な子を演じるほど変でもないね』って言われたの」と話すクリステン。これらのコメントに、当時はとても落ち込んだという。
「私は『オーケー、それって私は女優になれないってこと?どういう意味?』って思ったの。オーディションに行くたびにそう言われてたから」
しかしラッキーなことに、ハリウッドでは流れが変わっていったという。「歳を重ねるごとにそういった“枠”っていうものが変わっていった。というより、枠なんてなくなったわね。美しい物語を演じるのに、たくさんの曖昧なエリアっていうものがある。こんなに様々な人がいるのに、ひとつの概念にこだわらなくてよくなったの」と、映画業界の概念が少しずつ変わってきたと話した。
クリステンは女優のほかに、活動家としても積極的に動いている。11歳の頃からベジタリアンであり、PETAから「世界でセクシーなベジタリアン」に選ばれたこともある。全米脚本家組合ストライキにおいて彼女は全米脚本家組合の支持を表明し、2007年12月のインタビューで「脚本家は若干の公平さを模索している」と話した。2015年、チャリティー団体Jhpiegoからヴィジョナリー・アワードを贈られたこともある。