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映画『JAWS/ジョーズ』出演の女優リー・フィエロ、新型コロナウイルスに感染し死去 享年91歳

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リー・フィエロ

スティーヴン・スピルバーグ監督による映画『JAWS/ジョーズ』(1975年)に出演した女優のリー・フィエロが、新型コロナウイルスに感染し亡くなったことが明らかになった。享年91歳だった。Varietyが報じている。

映画『JAWS/ジョーズ』は、平和なビーチに襲いかかる巨大人食い鮫(ホオジロザメ)の恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品で、世界的に大ヒットし、この作品でスティーヴン・スピルバーグは一躍有名になった。また同作は「第48回アカデミー賞」で見事作品賞、音響賞、編集賞を受賞している。

女優のリー・フィエロは、2番目の犠牲者であるアレックス少年の母、キントナー夫人を演じ、海開き宣言を止められずビーチを閉鎖できなかったブロディ署長を責め平手打ちするシーンが印象に残っている人も多いだろう。その後のシリーズ作品の一つ「ジョーズ’87 復讐篇」にも同じ役で出演を果たした。またリーは、同作のロケ地である米マサチューセッツ州マーサズ・ビンヤード島で撮影が行われている間、アイランド・シアター・ワークショップで演劇の講師も行い、何百人もの俳優たちを指導したという。

リーは長年マーサズ・ビンヤード島に住み、その後2017年からは家族の近くに住もうと、オハイオ州の介護施設で暮らしていたが、新型コロナウイルスに感染し、合併症を患いそのまま亡くなった。

現在コロナウイルスの影響で、自宅待機が要請されているため、葬儀は小規模で行われ、後日マーサズ・ビンヤード島にて追悼式が行われる予定だという。

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