マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画で、MCU映画史上初となるアジア系ヒーローを描く映画『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』。主人公を演じる中国出身でカナダ籍の俳優シム・リウが、公開延期になった心境を明かした。
同作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ4の3番目となる作品。『クレイジー・リッチ!』や『ジュマンジ/ネクストレベル』などの女優、オークワフィナも出演することでも話題となっており、オーストラリアで撮影を開始したと報じられていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中断。またデスティン・クレット監督は自己隔離し新型コロナウイルスの検査を受けたと報じられていた。
本作は当初2021年2月12日に予定されていたが、新たな米公開日は2021年5月7日と先日米ディズニーが報じた。これに対し、主演を務めるシム・リウがリアクションした。
シムはツイッターで「『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』のリリース日が変更になった。夏の大ヒットになるぞー!」と興奮気味で心境を投稿。
We’ve moved our #ShangChi release date to May 7th 2021
YA BOY IS GONNA BE IN A SUMMER BLOCKBUSTER pic.twitter.com/BfWJyMQ101— Simu Liu (@SimuLiu) April 4, 2020
映画産業では、サマー・ホリデーなどがあるため夏が書き入れ時とされており、さまざまなヒット映画なども夏に公開されてきた。過去の例から見ても、年間の利益のうち、5月~8月分が約40%を占めている。もしかすると『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』は 、2021年の夏シーズンで“話題の一本”になるのかもしれない。今回のリリース日の変更は、ある意味、主演のシムにとって朗報だったようだ。
米ディズニーが公開した新たなリリース日では、『ブラック・ウィドウ』が今年の11月6日、『ジ・エターナルズ(原題:The Eternals)』が2021年2月12日、『ドクター・ストレンジ』の続編は、2021年11月5日、『マイティ・ソー』のシリーズ最新作『Thor: Love and Thunder(原題)』は2022年2月18日となる(米公開予定)。