アメリカのルイジアナ州で警察がホラー映画『パージ』の劇中で使われるサイレンを使用し、謝罪する事態が発生した。
映画『パージ』は、2013年からシリーズ化されている大ヒットホラー映画。マイケル・ベイとジェイソン・ブラムがタッグを組み、全世界累計興行収入500億円を超える大ヒットシリーズだ。1年に1回、すべての警察、消防署、医療サービスが停止され、殺人を含む全ての犯罪が合法化される“パージ”が発令された夜を描いたストーリーで、これまで4作品が公開されてきた。最新作『パージ:エクスペリメント』では、この法律がなぜアメリカで施行されることになったのかが描かれている。
本作で、パージが発令される際にサイレンが使われるのだが、それと同じサイレンをルイジアナ州で警察が使用したという。今回、警察が使用したのは、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために、夜間外出禁止を警告する目的だったという。
実際に使われたサイレン
警察は市内を車で運転し、このサイレンを出しながら夜間外出禁止令を知らせていたのだが、これは午前6時まで続いたという。多くの苦情を受けたのち、市の警察署長は、『パージ』に使われていたサイレンだと知らなかったと説明したうえで謝罪。また、この先、夜間外出禁止令では、今回のものを含むどのサイレンも使わないと表明した。
このサイレンは、シリーズ最新作『パージ:エクスペリメント』の予告編でも確認することができる。
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