マーベル映画『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』など出演で知られる俳優のジェイク・ギレンホールが、過去に『ブロークバック・マウンテン』で共演した亡きヒース・レジャーとのあるエピソードを語った。
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ジェイク・ギレンホールは、Another Man誌に登場し、あるエピソードを披露。ヒース・レジャーが、アカデミー賞授賞式のオープニングのオファーがきたときに、『ブロークバック・マウンテン』のゲイ・ロマンスをジョークとして茶化すように言われ、拒否したのだという。
『ブロークバック・マウンテン』は、1963年のワイオミング州、ブロークバック・マウンテンを舞台に、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニス（ヒース・レジャー）とジャック（ジェイク・ギレンホール）の20年に渡るロマンスを描いている。本作はヴェネツィア国際映画賞で金獅子賞を受賞。さらに、ゴールデン・グローブでは作品表、監督賞、脚本賞、入内歌唱の4部門で受賞するなどして話題となった。
ジェイクは「ヒースは、そのことをジョークにしなかった。だから僕はヒースが好きだ」と語った。「覚えているのは、彼らがアカデミー賞のオープニングでそのこと（ゲイ・ロマンス）についてジョークを言うようにしたかったんだ。でもヒースは拒否した。僕はその当時『そうなんだ…なんでもいいけど』って感じだったよ。でもヒースが『これは僕にとってジョークじゃないんだ。だから、ジョークにしたくない』ってね」とその当時を振り返った。
当時、LGBTコミュニティは現在ほど理解されておらず、揶揄する人が多かったのは確かだ。そんな中、ヒースはジョークにすることを拒んだ。彼の人柄がにじみ出る感動的なエピソードとなった。
