ユニバーサル・オーランド・リゾートとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響まで、5月31日まで閉鎖を発表した。
米ユニバーサルは当初、テーマパークを4月19日まで閉鎖すると発表していたが、新型コロナウイルスのパンデミックが収束することはなく、閉鎖する日時を更新。少なくとも5月末まで閉鎖することを発表した。
「現在の状況に対応し続け、チームメンバーとゲストの健康と安全を最優先事項として、少なくとも5月31日まで、ユニバーサル・オーランド・リゾートとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの閉鎖期間を延長します。これには、ユニバーサルシティウォークなど周辺施設も含まれ、ユニバーサルオーランドリゾートのホテルもこの期間中、一時的に営業を停止します。今後も状況を監視し、保健機関や政府関係者の指導のもと、必要に応じて調整を行っていきます。」と発表した。
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのツイッターでの発表↓
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— Universal Studios Hollywood (@UniStudios) April 9, 2020
同テーマパークで働いているスタッフの給料に関しては「この困難な時期にチームメンバーをケアをすることは、私たちにとって最も重要な優先事項の1つです。私たちは、ビジネスを維持するためのソリューションを見つけることに、懸命に取り組んでいます。チームメンバーには4月19日まで100%の給与が支払われますが、閉鎖期間がさらに長くなると、追加の対策を講じる必要があります。 4月20日以降、ほぼすべてのチームメンバーに給与の80%が支払われる予定です」と説明した。
米ユニバーサルがテーマパークの閉鎖を決定したのは、現地時間3月12日。カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムが記者会見を開き、新型コロナウイルスの予防などの取り組みのため新しいガイダンスを説明。250人以上が集まる大規模なイベントや集会(大学や、会議も含まれる)をキャンセル、または延期にするという方針を固め、その会見後にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは、一時閉鎖を発表し、広報担当者は「チームメンバーとゲストの健康安全が常に最優先事項だ」と述べていた。
最初の閉鎖期間は、3月14日から28日までだったユニバーサル・スタジオ・ハリウッド。現在、新型コロナウイルスのパンデミックの収束の目処がたっていないことから、今後も閉鎖を延長する可能性も高いだろう。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも4月9日時点で、パークの閉鎖期間を5月中旬以降まで延長することを発表している。