人気歌手のザ・ウィークエンド(30)が、過去にコラボし、自身のキャリアを伸ばすキッカケとなった人気歌手のアリアナ・グランデ(26)に感謝を述べた。米Varietyが伝えている。
3月20日に新アルバム「After Hours」をリリースし、大ヒットを飛ばしている、ザ・ウィークエンド。デビューから才能を光らせていたザ・ウィークエンドであるが、彼を一躍有名にしたのは2014年のアリアナ・グランデとのコラボだ。
ザ・ウィークエンドとアリアナといえば、2014年、アリアナのアルバム「My Everything」の収録曲である「Love Me Harder」でコラボ。ヒットを飛ばし、ザ・ウィークエンドの名を世に知らしめるキッカケとなった。
【動画】Ariana Grande, The Weeknd – Love Me Harder
米Varietyのインタビューでザ・ウィークエンドは「アリアナは、(有名音楽プロデューサーの)マックス・マーティンとをつなぐ機会を作ってくれた。彼に『ぼくはこのゲームをプレイできるよ』と見せるチャンスとなったのさ。でも一緒に部屋に入ると、ぼくたちはそんなにつながりを持てなかった。それからある人が、ぼくが『Hollywood Bowl』でやったショーにマックス・マーティンを招待して、彼は1万5000人の観客が一緒に歌っているのを見て、それで彼は『OK、まだぼくにはわかっていない何かがある』と思ってくれたと思う。だからぼくたちは共に座り、彼との初めての楽曲『In The Night』を作ったんだ」と明かした。
さらにザ・ウィークエンドは、新アルバム収録曲の「Faith」は、アリアナとのコラボした時期の、人生で最もダークだった瞬間について歌った曲であることも明かした。
「『Faith』はぼくの人生の中で最もダークであった時についての曲なんだ。2013年、2014年あたりだね。ぼくはたくさんのパーソナルな問題を経験していたから、本当に本当に投げやりになっていた。ぼくはラスベガスで逮捕され(警官を殴った罪で逮捕されたが、ウィークエンド本人は否認)、あれはまさに全然誇りには思えない、ロックスター時代だったね。曲の最後にサイレンの音が聞こえるけど、あれはパトカーの後ろに座っているぼくのあの瞬間さ。いつもこのことについての曲を作りたかったけど、今まで作らなかった。そしてこのアルバムが完璧なタイミングだと思ったのさ。なぜならそのキャラクターは失恋やそういったことのあとの逃げ道を探しているから。ぼくは再びその男になりたかった。信仰を失い神を嫌う『Heartless』の男と、鏡の中でどう見えているかを憎み、ハイになっている男。この曲はそいつのことさ」